ケイオス・インジ・オールドワールド:基本ルール追加FAQ

ホビージャパンにアップされているFAQの後に公式FAQに追加されたものです。


エラッタ

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ある地域が殲滅されたなら、このラウンドの間にその地域に1つでも汚染トークンを配置した各プレイヤーは、引かれた殲滅カードにある殲滅者の欄にある勝利ポイントをただちに獲得する。


FAQ

Q:殲滅された地域での正しい得点のタイミングは?

A:汚染混沌フェイズと終了フェイズの両方において殲滅した地域から得点することができる。
混沌汚染フェイズにおいて、1つの地域に12個以上の汚染トークンが置かれていれば、その地域に一番上の殲滅カードが表向きで置かれる。その後で、このラウンド中にその地域へ1つでも汚染トークンを置いて貢献した各プレイヤーは、ただちに殲滅者の欄にある勝利得点を獲得する。
注意:これは、混沌汚染フェイズに1つ以上の汚染トークンを置いたプレイヤーのみが勝利得点を獲得するという以前のルールからの変更である。

終了フェイズにおいて、オールドワールドカードが解決された後、順番に殲滅された地域の得点を計算を行う。この得点の手続きでは、プレイヤーは現在その地域に置いている汚染トークンの総数によって勝利ポイントを獲得する。これらの汚染トークンは現在のラウンドに置かれたものでなくてもよい。


Q:一度殲滅された地域はオールドワールドカードの効果の対象になるのか?

A:いいえ。殲滅された地域はオールドワールドトークンの配置の対象にはならない。オールドワールドトークンの配置を要求されたが配置可能な地域がなければ、そのプレイヤーはトークンの配置を行わない。

ケイオス・インジ・オールドワールド:ホーンドラット拡張ルール

ホーンドラットのルール

ホーンドラットは邪神を選ぶ際の5番目の選択肢になる。5人よりも少ない人数でプレイする場合にも選択できる。ホーンドラットがプレイされる場合には下記のルールが適用される。

VPマーカーの分配

ホーンドラットの邪神シートは他のものより小さいので、シートをランダムに配る代わりに、各邪神のVPマーカーをランダムに1枚ずつ引く。

座席順

ホーンドラットは通常の邪神の後になり、スラーネッシュの左に座ることになる。ホーンドラットのダイアルをスラーネッシュのダイアルとコーンのダイアルの間に置く。

開始時のオールドワールドトーク

オールドワールドトークンの準備をする時に、小作農トークン2枚をスケイブトークン2枚に置き換える。

オールドワールドカードの入替え

「有角スケイブンの取り分」を新しいバージョンと入替える。

ドローフェイズ

ドローフェイズにおいて、ホーンドラットプレイヤーは混沌カードを2枚引く。ホーンドラットの邪神シートでパワーは6にリセットされる。

脅威値

ホーンドラットの脅威値が他のプレイヤーと同じであった場合は、ホーンドラットが下位にあるものとする。

ダイアル進行条件

ホーンドラットプレイヤーは、1つ以上のスケイブトークンがある地域を支配するごとにダイアル進行カウンターを1個獲得する。

脅威ダイアルの進行

他の邪神と同様に基本ゲームのルールに沿って脅威ダイアルを進行させる。

殲滅および殲滅地域での得点

ホーンドラットのフィギュアは汚染トークンを配置しないため、直接汚染に影響を与えることは無い。代わりに殲滅地域での得点計算では、その地域にあるフィギュアの召還コストの合計が汚染ポイントとして扱われる。
地域にホーンドラットのフィギュアが1つでもあれば、殲滅の際に殲滅に関わったものと見なされ殲滅カードにある殲滅者の勝利ポイントを得る。これらのユニークな能力はホーンドラット固有のものである。


追加ルール

以下のルールはホーンドラット拡張といっしょに使用できる。

エキスパートレベルオールドワールドカード

この拡張には9枚の新しいエキスパートレベルのオールドワールドが含まれる。このカードは基本ゲームのカードとシャッフルして使用できる。

混沌の王国ヴァリアント

セットアップにおいて、エキスパートレベルのオールドワールドカードをのみを使用してデッキを作成する。9枚のカードをシャッフルして、プレイヤーの人数に対応した枚数を選んでデッキを作る。

モルスリープ のケイオスカードデッキ

この拡張では、それぞれの邪神はモルスリープセットとして新しい混沌カードのデッキと強化カードを受け取る。ゲームを開始する前に、基本セットとモルスリープセットのどちらを使用するか決定しなくてはならない。どちらを選んでもすべてのプレイヤーがそのセットの混沌カードデッキと強化カードを使用しなければならない。両方を混ぜたり、だれかが基本セットでだれかがモルスリープセットを使うようなことがあってはならない。ホーンドラットプレイヤーだけは例外であり、他のプレイヤーが基本セットを使用する場合でもモルスリープセットを使うことになる。

ケイオス・インジ・オールドワールド:ホーンドラット拡張FAQ

ホーンドラットFAQ

エラッタ

ナーグルの混沌カード「腐敗」

このカードの文章は、「あなたがこのカードをプレイした場合、この地域から敵の汚染トークンを1つ取り除き、その後でこの地域にあなたの汚染トークンを1つ置く」と読む。


全体的な質問

Q:ホーンドラットがプレイされる場合のオールドワールドデッキは何枚になるのか?

A:ホーンドラットがいるかどうかに関係なくオールドワールドデッキは以下の枚数になる。
・3人プレイ:8枚
・4人プレイ:7枚
・5人プレイ:7枚

Q:追加のスケイブトークンはホーンドラットがプレイされない場合でも使用できるのか?

A:いいえ。追加のスケイブトークンはホーンドラットがプレイされる場合のみ使用できる。

Q:12を超えるパワーポイントを獲得できるか?

A:いいえ。パワーポイントは邪神シートにあるマスの数で制限される。

Q:コーンの混沌カード「髑髏拾い」の上から滅殺されたフィギュアを召還できるか?

A:いいえ。「髑髏拾い」上の滅殺されたフィギュアは終了フェイズの開始時まで留め置かれる。その時点でボードから取り除かれ、プレイヤーのストックに戻る。


混沌カード

Q:コーンの混沌カード「突撃」でただちに戦闘を行うとあるが、これは戦闘フェイズと意味するのか?

A:いいえ。「突撃」はその地域で戦闘を行うわせるものの、それは戦闘フェイズではない。プレイヤーは召還フェイズを中断してその地域の戦闘を解決する。戦闘が終了したら、召還フェイズのナーグルの手番に移行する。これは戦闘フェイズではないため、戦闘フェイズで発動するカードの効果は適用されない。

Q:ティーンチが混沌カード「青の筆記者」をプレイしてその地域からワープストーンや魔力シンボルが2つある地域に汚染マーカーを移動させた場合、ティーンチはダイアル進行カウンターを受け取れるか?

A:はい。しかし、これはティーンチが自分の汚染マーカーを移動させた場合にのみ受け取れるものである。ティーンチが他のプレイヤーの汚染マーカーを移動させることで、そのプレイヤーのダイアル進行カウンターの条件を満たしても、そのプレイヤーはダイアル進行カウンターを受け取れない。

Q:ティーンチの「変異の汚名」にある置き換えとはどういう意味なのか?

A:これは単純に入れ替えるという意味で、召還/配置/移動としては扱わない。
例えば、エンパイアにブラッドレター1体、リーパー3体、アコライト2体がいる。ナーグルが先に「早まる腐敗」をプレイしている。続いてティーンチがエンパイアに「変異の汚名」をプレイした。ティーンチはカードの効果をブラッドレターに適用したので、ブラッドレターはコーンのストックに戻され代わりにブラッドスォーン2個がエンパイアに置かれる。これは召還/配置/移動ではないのでナーグルに勝利ポイントは入らない。

Q:ティーンチが混沌カード「召集」で3体のフィギュアを移動する場合いずれか1つの地域からになるのか?

A:はい。このカードでティーンチがプレイした地域に移動させる3体までのフィギュアはすべて同一の地域からでなくてはならない。

Q:スラーネッシュはパワーマーカーがゼロになっている場合でも「根源の祭り」によりパワーを受け取ることができるか?

A:はい。プレイヤーのパワーがトラックのゼロのスペースにある場合は、そのプレイヤーの手番はスキップされる。なんらかの効果でプレイヤーがパワーを獲得してゼロでなければ手番はスキップされない。

Q:スラーネッシュが混沌カード「快楽の庇護」を同じ地域に2枚プレイした場合、防御値は4倍になるのか?

A:はい。

Q:ホーンドラットの混沌カード「数の暴力」と「鼠の大群」は似た文章だが、それが意図する効果は何なのか?

A:これらのカードいずれかが地域に存在する場合、ホーンドラットはその地域にある1人1人のプレイヤーより多い数のフィギュアを持つ必要があるだけである。召還フェイズを通して何度か変更される可能性はあるものの、
この効果は条件が満たされている間はラウンドを超えても持続される。
たとえば、3人プレイで、ホーンドラットがノーシャに「数の暴力」をプレイしている。この地域には現在クランラット2体とブラッドレター2体がおり、スラーネッシュはフィギュアを置いていない。カードの効果を発動させるにはホーンドラットが他のプレイヤーそれぞれに対してより多くのフィギュアを置いている必要がある。この状況ではコーンより多くのフィギュアを置いていないので「数の暴力」は効果を発動しない。


アップグレードカード

Q:コーンのブラッドレターのアップグレードにおいて、ブラッドレターと同じ地域にいる滅殺したフィギュアごとに2勝利ポイントが入るのか?

A:はい。あなたのブラッドレターが1体でもいる地域で滅殺したフィギュアごとに2勝利ポイントが入る。これは同じ地域で複数回行われてもかまわない。
Q:ナーグルのアップグレード「腐敗の行列」がプレーグベアラーのアップグレードと同時にプレイされている。戦闘フェイズに5体以上のカルティストがいる地域でプレーグベアラーが滅殺されたことにより2個以上の腐敗トークンが置かれたら、ナーグルはダイアル進行カウンターを得られるのか?

A:はい。フィギュアにヒットが適用された場合、フィギュアは横倒しにされる。フィギュアは戦闘終了まではボードから取り除かず、その地域にはフィギュアがまだ残される。質問の状況において、いくつかのカルティストが滅殺されたとしても、まだ5体以上のカルティストがその地域にあるものとされる。プレーグベアラーが複数滅殺されたらその分だけ腐敗トークンが置かれ、その領地は人口集中地域と見なされているので、ナーグルはダイアル進行カウンターを1つ受け取る。その後で滅殺されたフィギュアはボードから取り除かれ、カルティストが5体未満になっていれば人口集中地域とは見なされなくなる。

Q:ティーンチがアコライトカルティストのアップグレード効果を使用するタイミングは?

A:各地域において、すべてのヒットが適用され十分なヒットを受けたフィギュアが横倒しにされても、その地域におけるすべての戦闘ダイスが降られるまでは取り除かれない。すべてのヒットが適用された後、ボードからフィギュアが取り除かれる前に、手札からカードを1枚捨てることで滅殺されたカルティスト1体を復活させることができる。

Q:ティーンチが「神秘の無効化」を使って他のプレイヤーの混沌カードの上にプレイした場合、前のカードの効果を無効にするとともにティーンチのカードの効果も適用されるのか?

A:はい。ティーンチのカードも効果を適用される。上にカードをプレイされたカードの効果は無効になり、ティーンチの混沌カードは空いているスペースにプレイされたように扱われる。

Q:ティーンチが「神秘の無効化」を使って、ホーンドラットが追加でプレイした混沌カード(「十三人の魔王評議会」アップグレードによる)の上にプレイすることはできるのか?

A:いいえ。「神秘の無効化」ではいずれの地域でも2つのカードスペースの混沌カードの上にのみプレイすることが許される。

Q:ティーンチのロード・オヴ・チェンジがプレイされている間、他のプレイヤーの効果(たとえば「殺戮の生贄」)によってロード・オヴ・チェンジが召還された場合にもワープストーンをその地域に置くことはできるか?

A:いいえ。ロード・オヴ・チェンジのアップグレードではあなたが召還したときと述べられている。ティーンチがロード・オヴ・チェンジを召還(通常の召還でも混沌カードによるものでも)した場合は、その地域にワープストーンを1つ置くことができる。もし他のプレイヤーにロード・オヴ・チェンジが召還されたのであれば効果は発動しない。

Q:ティーンチのホラーのアップグレードがプレイされている間、ホラーを召還するために魔法シンボルのある混沌カードをプレイし、そのホラーにプレイした混沌カード(たとえば転移門)の効果を適用できるのか?

A:いいえ。カードがプレイされた時点ではホラーはその地域に存在していないので、そのカードの効果の対象にはならない。



Q:クランラットカルティストのアップグレードがプレイされている間、「灰色の預言者」をプレイした場合は何体のクランラットを召還できるのか。
A:合計で3体のクランラットを召還できる。

Q:ホーンドラットが「地下帝国」アップグレードをプレイしていれば、ホーンドラットプレイヤーが殲滅された地域から自分のフィギュアを隣接する1地域に移動するのはどのタイミングになるのか?

A:殲滅のチェックとその地域における殲滅者に勝利ポイントを加えた後の混沌汚染フェイズの間にホーンドラットは「地下帝国」を使って自分のフィギュアを移動させる。


オールドワールドカード

Q:オールドワールドカード「オークとゴブリンの大部族襲来」がオールドワールドトラックにあり、ナーグルの混沌カード「息苦しい悪臭」がその地域にある間、戦闘フェイズにおけるその地域でのダイス計算をする場合にどれから効果が発動するのか?

A:オールドワールドカードは他のいずれの効果より前に適用される全体効果である。上記の状況では、「オークとゴブリンの大部族襲来」によってすべてのプレイヤーは戦闘フェイズにおいてダイスが1個に減らされる。その後で、「息苦しい悪臭」によってその地域ではナーグル以外のプレイヤーはダイスがゼロに減らされる。

Q:オールドワールドカード「有角スケイブンの取り分」がオールドワールドトラックにある間にホーンドラットプレイヤーがアップグレード「十三人の魔王評議会」を使ってすでにカードが置かれている地域に追加でカードをプレイすることはできるのか?

A:はい。アップグレード「十三人の魔王評議会」によってホーンドラットプレイヤーにカードスペースが埋まった地域に混沌カードを1枚プレイすることが許される。「有角スケイブンの取り分」がプレイされていれば各地域のカードスペースは1つになるが、ホーンドラットは追加の混沌カード(この状況では2枚目の混沌カード)をプレイすることができる。

Q:オールドワールドカード「武装化の呼びかけ」がオールドワールドトラックにある間にモルスリーブセットのナーグルのリーパーのアップグレードがプレイされている場合、リーパーが1体だけいる地域で置かれる汚染トークンはいくつになるのか?

A:基本ゲームのルールブックの26ページでも述べられているように、不可能な効果が可能な効果に勝る。上記の状況では、リーパーは通常では汚染トークンを1つ置くが、「武装化の呼びかけ」によってゼロに減らされる。リーパーは汚染トークンを置くことができなかったためアップグレードの効果は発動しない。

コロレット拡張「エクストラカード」

BGGストアで購入できる「コロレット」の拡張第2弾です。
ラウンドごとにエクストラカードを1枚オープンし、それがそのラウンドの追加ルールとなります。
いちおうルールでは1枚となっていますが、お互いに抵触するルールはないので複数枚、なんなら6枚全部のルールを適用させてのプレイも可能。

上段右から
・獲得した+2カードは左隣のプレイヤーにわたす
・獲得したジョーカーは右隣のプレイヤーにわたす
・最初に列のカードを取ったプレイヤーは山札の一番上のカードをめくって自分のカードに加える。
下段左から
・2色までがプラスポイントになる
・マイナスポイントが3倍になる
・ジョーカーは-2ポイントになり、ジョーカーの効果は失われる


前に出た拡張の「上限カード」も悪い出来ではないのですが、システマティックな印象でちょっと楽しさに欠けるきらいがあるので、こちらの拡張の方が分かりやすくて取り回しがいいかと思われます。
実際、仲間内でもこの拡張はなかなか好評でした。
中でも獲得したカードを他のプレイヤーにわたすルールは、引いたカードをどの列に置くかの選択を多彩にしてくれて面白かったです。

スタートレック・カタン


スタートレックカタン」の基本的なルールは「カタンの開拓者」とまったく同じです。
盗賊がクリンゴン艦に、資源がダイリチウム鉱石、トリタニウム合金、水、酸素、食料というように、コンポーネントスタートレック世界のものに置き換えられているだけ。
唯一の違いは支援カードで、スタートレックの登場人物がカードになっており、特定のタイミングで使用することでプレイヤーに恩恵を与えてくれます。
1度プレイしただけの感想ですが、どの能力もそれなりに使いどころがあるようでしたし、とびぬけて強力なカードもなくゲームバランスが壊れるようなこともありませんでした。
まあ、オリジナルで十分に完成されていると思うので、元ネタに興味がある人向けという感じでしょうか。



オリジナルのルールに下記の支援カードルールを加えればプレイできます。


ゲーム開始時に各プレイヤーに支援カードを1枚ずつ配ります。ファーストプレイヤーにA1(ウフーラ)、次のプレイヤーにはA2(スコット)というように番号順で配られます。残りはストックとして並べておきます。
ゲームを通して、プレイヤーはいつも自分の前に支援カードを1枚持っていることになります。
支援カードは最初はA面を表にして持っており、能力を使用したらA面のままストックに戻してストックから他の支援カードを受け取るか、B面に裏返して自分の手元に残しておくかのいずれかを行います。B面の支援カードの能力を使用したら、A面にしてストックに戻し、ストックから他の支援カードを受け取ります。
支援カードを受け取った手番ではその支援カードを使用することはできません。
実際に支援カードの能力を使用できなければ、支援カードを交換することはできません。


ウフーラ/通信士官:自分の手番に1度だけ、他の2人までのプレイヤーに1種類の資源を要求できる。所有していればそれぞれ1枚ずつを自分の資源と交換する。

モンゴメリー・スコット/機関主任:自分の手番に1度だけ、ダイリチウムもしくはトリタニウム1個を他の資源で置き換えて航宙艦を建造することができる。

スポック/副長・科学主任:どのプレイヤーの手番でも、ダイスが振られた結果で資源を獲得できなければ、好きな資源を1枚獲得できる。他の支援カードが使用される前に獲得する。ダイスの目が7の場合は獲得できない。

ヒカル・スールー/主任ナビゲーター:自分の手番に1度だけ、両端うち片方が自分のコマと接していない自分の航宙艦を取り除き、配置のルールに従って再配置することができる。

ジェームズ・T・カーク/船長:どのプレイヤーの手番でも、7の目が出た場合に8枚以上の資源を所有していてもそれを失わない。資源が7枚以下だった場合には、クリンゴン艦が移動する前に好きな資源を1枚獲得する。

レナード・マッコイ/医療主任:自分の手番に1度だけ、開発カードを購入する時に必要な3つの資源うち1つを他の資源で置き換えることができる。開発カードの上から3枚を見て1枚を選び、残りは戻してシャッフルする。

ジャニス・ランド/船長付秘書:自分の手番に資源を1種類選択し、その資源を2:1のレートで好きなだけ他の資源と交換できる。

クリスティン・チャペル/看護士:自分の手番に1度だけ、ダイスの結果を解決した後で、自分よりも勝利得点の多いプレイヤー1人の手札を見て、そこから資源を1枚獲得することができる。

パヴェル・チェコフ/ナビゲイター:自分の手番に1度だけ、ダイスを振る前でも後でも、クリンゴン艦をアステロイドベルトに移動させることができる。移動する前にいた惑星から資源を1枚獲得する。

サレク/バルカン星外交官:自分の手番に1度だけ、手札から艦隊攻撃カードを捨てることで、トリタニウム1枚とダイリチウム1枚で前哨基地を建造するか、水2枚と酸素1枚で前哨基地を宇宙基地にグレードアップすることができる。

中島ボードゲーム会 5/20

「セブンナイト」

参加キャンセルなどあって午前中はイイハマさんと2人ということで、まずはゲームマーケットの新作を。
デザインは「シャドウハンターズ」の池田氏です。
出したカードの数字だけ花畑の列で妖精を移動させ、移動先の花畑に出したカードを置きます。
すべてのカードを置ききったら、「バトルライン」のようにカードの数字の合計が大きい方が花畑カードを獲得。
獲得した花畑カードの多いプレイヤーが勝利します。
美麗なアートワークとは対照的に、ゲーム自体は詰め将棋のような悩ましい読み合いが楽しめました。
2戦して1勝1敗。


ブルゴーニュの城」

自分の中では2人プレイでの定番ゲームですね。
6ヘクスの建物エリアを2つとも埋められたのと、売却した商品の種類で得点できる知識タイルにより、211点対184点で勝利。


「樹ブロック」

2人プレイ。
こちらもゲームマーケットの新作。
ダイスの目で指定された木製ブロックを積んでいくバランスゲーム。
決められた枠の中で高く積んでいくグライヴィッツタワーと、ダイスの目によっては枠を1マスはみだすように積まなければならないメトロポールパラソルをプレイ。
3種類の木材はそれぞれ重量がちがうなど、いろいろこだわりがあるようです。


「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」

4人プレイ。
茶介さんファミリーが到着。
息子さんのシン君からのリクエストがあり、自分はインスト役にまわって基本ゲームだけでのプレイ。
全員が初プレイだったため、序盤はアクションのボーナスやカードの効果を覚えることでいっぱいいっぱいでしたが、自分がその都度説明に回ったこともあり、中盤からはアイコンにも慣れてきて、とりあえずはゲームとして成立したのでよかったです。
全員が同時に12枚のカードを場に出してゲーム終了となり、コスト6の発展カードで得点を稼いだ中学生のセツノちゃんが勝利。
小学4年生のシン君にはまだルールが複雑だったようで、ちょっと消化不良のようでした。


「魔法のラビリンス」

4人プレイ。
分かりやすいゲームで息抜きをしようということで、2009年子供ゲーム大賞のこれを。
引き続き自分はインストです。
ダイスの目だけコマを進めて、最初に5個のアイテムを集めたプレイヤーが勝利するというシンプルなゲームなのですが、ボードの下には迷宮が隠されており、見えない壁を越えて移動すると磁石でくっついている鉄球が落ちてしまいます。
鉄球が落ちれば魔力を失ったということで、スタート地点に戻されてしまいます。
これは子供だけでなく大人も楽しめるギミックで、お子さん2人の食いつきもかなりよかったですね。


「ナイアガラ」

5人プレイ。
こちらは茶介さんからのリクエスト。
自分もプレイするのは久しぶりになりますが、滝つぼにカヌーが転落していくコンポーネントからパーティーゲーム的な要素が強いかと思いきや、けっこうガチゲーだったのは自分でも驚き。
ドイツゲーム大賞受賞は伊達ではありません。
全員が同時にパドルタイルを公開してカヌーの移動を行い、川岸の宝石を拾ったら、もっとも小さかったパドルカードの数値だけ川が流れます。
天候によっては川の流れがより激しくなったりもします。
すべてのタイルを使いきるまで戻ってこないので、誰がどのタイルを使用したのかカウンティングしておくことも重要。
本来ならば流れに任せて川を下り、宝石を拾ったらパドルを漕いで戻ってくるべきところを、何も考えずに大きいパドルタイルで川を下ってしまい、滝の直前から戻れなくなってしまいました。
イイハマさんがオレンジの宝石を3個集め、あともう1個で勝利という状態になったため、茶介さんが自分のカヌーから宝石を強奪し、代わりに自分が採石場から取ることでオレンジの宝石を枯らすことで阻止。
自分がシン君から4種類目の宝石を強奪して勝利まであと1種類となったところで、川の流れを読みきって目標の採石場にカヌーを停めることに成功。
自分から強奪できるプレイヤーもいなかっため、無事に船着場に持ち帰って勝利。


「ズーロレット」

3人プレイ。
セツノちゃんからのリクエストがあったのですが、シン君はどうしてもやりたくないということで、これと「ドラコ」の卓に分かれることに。
小学生男子の目には動物集めというテーマは惰弱にしか映らなかったのでしょう。
実は自分も「コロレット」と「アクアレット」があればファミリー色の強そうな「ズーロレット」は必要ないかなと思っていた時期があったのですが、buqbuq diaryさんで「ズーロレットの魅力について」という記事を読んでからマネージメントゲームとしての側面に興味が湧いてきたところ、ちょうどサークルサミットの交換会で入手することができ、現在は小箱の拡張を3個とも購入しております。
セツノちゃんには「象がほしい、パンダかわいい」と楽しんでもらえたようですが、それだけではゲームとしての面白さが十分に伝わらないので、欲しいものは取られて欲しくないものは押し付けられるというコロレットシリーズでの悩ましさを、え゛ーっという絶叫とともに味わってもらいました。
檻を埋める得点ではイイハマさんに負けていましたが、小屋の動物でのマイナス点がなかったおかげで自分の1点差勝ち。


「ドラコ」

手負いのドラゴンと3人のドワーフによる死闘。
カードをプレイしてアクションを行うのですが、K2のデザイナーだけあってカードマネージメントのバランスが絶妙です。
シン君と茶介さんでプレイ。
単純な殴り合いではないのと、モンハン世代へのテーマ的な訴求力もあり、2人ともかなり気に入られたようで購入も検討とのこと。
茶介さんファミリーが帰られてから担当入れ替えで2戦しましたが、いずれもかなりの接戦となり、イイハマさんにも高評価でした。
年末くらいに拡張でトロールとエルフが出るそうなので楽しみです。


「ヴォーパルス(ヴィシャス入り)」

2人プレイ。
「ヴィシャス」を入れては初プレイ。
建物の選択を間違えてしまい、密輸船で得点を稼がれて負け。
最終ラウンドに夢追いを残しておけば、もう少し詰められたかも。

朱鷺荘ゲーム会 5/19

「マーシャンダイス」

とりあえずメンバーが揃うまで、わかともさんと2人でプレイ。
火星人が地球生物をアブダクション、すなわち誘拐をすることを目的としたバースト系ダイスゲーム。
13個あるダイスを振って、最初に戦車の目が強制的にキープされます。
その後に、怪光線、人、牛、ニワトリの中から1種類をキープし、残ったダイスを振りなおして同様の処理を行っていきます。
怪光線以外の目は一度キープしたらそれ以降はキープすることはできません。
振り直しをやめるか、ダイスをキープできなくなった時点で手番が終了し、怪光線が戦車の数以上キープされていればアブダクションは成功。
人、牛、ニワトリの目がそれぞれ点数となり、3種類そろっていればボーナス得点がもらえます。
誰かが25点に到達したら、そのラウンドを全員がプレイして得点が多かったプレイヤーが勝利。
自分が23点、わかともさんが21点という状況で、手堅くダイスをキープすればまず勝てるだろうと思っていたのですが、ちょうど到着したふくたろさんに「このゲームって確率無視して戦車が出まくりません?」という話を振ったところ、ダイスが空気を読んだのかまったく戦車の目が出なくなり、わかともさんが13点のビッグイニングで逆転勝ち。
B級SFなテーマは好みですし、人数を選ばず手軽に盛り上がれる好ゲームでした。


「街コロ」

4人プレイ。
ゲームマーケットの新作で、自分の街を作っていく拡大再生産系のゲーム。
手番の最初にダイスを振り、出た目に応じた施設でコインが獲得でき、そのコインで施設を建てることができます。
建設中の大型施設を最初に4つすべて建設したプレイヤーが勝利。
自分が振ったダイスだけでなく他のプレイヤーの出した目でコインを獲得できる施設もあり、特定の施設の組合せで効果がアップしたりもして、いろいろ戦略は考えられると思うのですが、結局はダイスの目しだいというところもあって拡大再生産にありがちなガチな展開になりすぎず、各建物の効果もバランスが取れており、難易度は低めですがゲームとして十分に面白いレベルに仕上がっていました。
自分はコンビニを5枚買い集め、ショッピングモールで獲得できるコインを増やして、あとはひたすら4の目が出るのを待ちます。
いずれコンビニでコイン20枚を稼ぐことができたら、ダイスを振り直しできる電波塔を建設して確率を上げることで出目勝負に持ち込む腹積もりでしたが、いかんせんダイス運に見放されたようで、同様に集めていたパン屋の2〜3の目すらまったく出ない状態。
その頃には他のプレイヤーはダイスを2個振る体制になっていたので、9〜10の目を出したプレイヤーから2金を奪えるファミレスを集めて活路を見出そうとしましたが、そちらも完全に空振りに終わることに。
対照的にチーズ工場2枚と牧場3枚のコンボがうまく発動したわかともさんが勝利しました。


「アオスライサー」

5人プレイ。
3ラウンドの合計得点での勝負。
2ラウンド目終了時には自分とくらんどさんが僅差でトップを争っていましたが、3ラウンド目でどちらも集団から離されてしまったため、そこで勝利したタイサさんに逆転負け。


「オートモービル」

5人プレイ。
メイフェア版を購入してしばらく放置してあったのをようやくプレイ。
これ用にMAYDAYから木製の自動車コマが別売りされているのですが、なぜかゲームに必要なオレンジのコマが入っておらず、後からオレンジのコマだけが別売りされたという代物。
しかたがないので全部買いましたけど、だったら最初から豪華版の方を買っておけという。
アメリカの自動車産業の勃興期を舞台に、自動車の生産・販売をマネージメントします。
ワレスなので重ゲーですし、需要を見誤って売れ残った自動車や販売成果のないセールスが損失計上されていくシビアなゲーム展開。
第1ラウンドに建てた中級車工場を工場3つ+部品工場まで強化してできるだけ長く稼動させるつもりでしたが、さすがに大衆車と需要が逆転する第3ラウンドでまでは引っ張りすぎで余剰在庫と損失を出してしまうことに。
第4ラウンドでも本当なら大衆車に投資すべきところを中級車にこだわり続けてしまい、序盤に借金をして大衆車を増産しまくったくらんどさんに$400届かず2位に終わりました。
全体的に生産が及び腰で、余剰在庫を出したのは自分の1回だけでした。
初版が出た当時に1回プレイしたことはあるのですが、その時は全員が初プレイで手探り状態のプレイだったため、なんとなく難しいゲームという印象だけが強かったのですが、今回はルールを熟読していたのと、他にプレイ経験のあるメンバーもいたこともあって、ゲームの方向性を説明することができ、全員が勝ち負けを考えられるレベルでプレイできたのがよかったです。
BGGでの高評価に比べると国内での評判は限定的ではありますが、これは初見での見通しの悪さに要因があると思われ、自分同様に最初の印象のまま再度プレイする機会を逸しているケースが多いのではないかと。
2時間を超えるゲームを繰り返しプレイできるという環境もなかなか限られるでしょうし。
ゲームが面白いかどうかは別にしても、ワレスのゲームの中では、テーマとの親和性やシステムの完成度がもっとも高い作品ではないかと思いました。


ミスカトニック女学園」

4人プレイ。
リクエストがあったので、自分がインスト役にまわりました。
接戦となり、勝ったわかともさんも残りのSAN値はわずか1だったという。
デッキ構築なのに状況に振り回されている感が非常に強いですが、クトゥルフものとしてはそれでいいのかも。
ネタ的にそろそろ賞味期限切れですかね。


アンモナイト

5人プレイ。
今回のゲームマーケットのタイトルの中でも評価の高い骨折ゲームズの新作カードゲーム。
5種類の化石のうち1種類を指定して山の上から5枚を引き、指定した化石があれば手元に公開して得点とし、それ以外の化石は山に戻します。
山の一番上のカードだけ公開されるのですが、カードは順番を入れ替えて戻すことができ、そのうち1枚は山の一番下に入れることもできるため、それによって次に発掘するプレイヤーのミスリードを誘えます。
化石を4〜5種類集められればボーナス得点。
自分は特定の化石に固執しすぎたのと、得点が倍になる化石の選択ミスもあって最下位でした。
まずまず面白かったのですが、5人プレイだと発掘する回数が少ないのでちょっと物足りなかったです。


「モダンアート」

5人プレイ。
ついつい高値をつけてしまってトップ目のふくたろさんを儲けさせてしまいました。
目先の利益を追いすぎてしまったなあと。
ダブルオークションが1枚も来なかったのもさすがにきつかったです。
ふくたろさんが2位に$100以上の差をつけて圧勝。
ダブルオークションで2枚目を他のプレイヤーが出品した場合の落札額について、メイフェア版では2人の出品者で均等に分けることになっていましたが、どうもオリジナルのルールでは2枚目の出品者の総取りになっていたようで、メイフェア版の改定はどちらかというと不評とのこと。


「ひつじがいっぴき」

5人プレイ。
最後に軽いゲームで締めようということで、「街コロ」といっしょに販売されていたこのゲームを。
ポケモンカードなどで仕事をしている原田みどり氏によるイラストが牧歌的。
「ひつじが〜匹」と数を増やしながらカードを出していって、手札を全部出し切ったらおたからカードが引けるという、極々シンプルなカードゲームでした。