スタートレック・カタン


スタートレックカタン」の基本的なルールは「カタンの開拓者」とまったく同じです。
盗賊がクリンゴン艦に、資源がダイリチウム鉱石、トリタニウム合金、水、酸素、食料というように、コンポーネントスタートレック世界のものに置き換えられているだけ。
唯一の違いは支援カードで、スタートレックの登場人物がカードになっており、特定のタイミングで使用することでプレイヤーに恩恵を与えてくれます。
1度プレイしただけの感想ですが、どの能力もそれなりに使いどころがあるようでしたし、とびぬけて強力なカードもなくゲームバランスが壊れるようなこともありませんでした。
まあ、オリジナルで十分に完成されていると思うので、元ネタに興味がある人向けという感じでしょうか。



オリジナルのルールに下記の支援カードルールを加えればプレイできます。


ゲーム開始時に各プレイヤーに支援カードを1枚ずつ配ります。ファーストプレイヤーにA1(ウフーラ)、次のプレイヤーにはA2(スコット)というように番号順で配られます。残りはストックとして並べておきます。
ゲームを通して、プレイヤーはいつも自分の前に支援カードを1枚持っていることになります。
支援カードは最初はA面を表にして持っており、能力を使用したらA面のままストックに戻してストックから他の支援カードを受け取るか、B面に裏返して自分の手元に残しておくかのいずれかを行います。B面の支援カードの能力を使用したら、A面にしてストックに戻し、ストックから他の支援カードを受け取ります。
支援カードを受け取った手番ではその支援カードを使用することはできません。
実際に支援カードの能力を使用できなければ、支援カードを交換することはできません。


ウフーラ/通信士官:自分の手番に1度だけ、他の2人までのプレイヤーに1種類の資源を要求できる。所有していればそれぞれ1枚ずつを自分の資源と交換する。

モンゴメリー・スコット/機関主任:自分の手番に1度だけ、ダイリチウムもしくはトリタニウム1個を他の資源で置き換えて航宙艦を建造することができる。

スポック/副長・科学主任:どのプレイヤーの手番でも、ダイスが振られた結果で資源を獲得できなければ、好きな資源を1枚獲得できる。他の支援カードが使用される前に獲得する。ダイスの目が7の場合は獲得できない。

ヒカル・スールー/主任ナビゲーター:自分の手番に1度だけ、両端うち片方が自分のコマと接していない自分の航宙艦を取り除き、配置のルールに従って再配置することができる。

ジェームズ・T・カーク/船長:どのプレイヤーの手番でも、7の目が出た場合に8枚以上の資源を所有していてもそれを失わない。資源が7枚以下だった場合には、クリンゴン艦が移動する前に好きな資源を1枚獲得する。

レナード・マッコイ/医療主任:自分の手番に1度だけ、開発カードを購入する時に必要な3つの資源うち1つを他の資源で置き換えることができる。開発カードの上から3枚を見て1枚を選び、残りは戻してシャッフルする。

ジャニス・ランド/船長付秘書:自分の手番に資源を1種類選択し、その資源を2:1のレートで好きなだけ他の資源と交換できる。

クリスティン・チャペル/看護士:自分の手番に1度だけ、ダイスの結果を解決した後で、自分よりも勝利得点の多いプレイヤー1人の手札を見て、そこから資源を1枚獲得することができる。

パヴェル・チェコフ/ナビゲイター:自分の手番に1度だけ、ダイスを振る前でも後でも、クリンゴン艦をアステロイドベルトに移動させることができる。移動する前にいた惑星から資源を1枚獲得する。

サレク/バルカン星外交官:自分の手番に1度だけ、手札から艦隊攻撃カードを捨てることで、トリタニウム1枚とダイリチウム1枚で前哨基地を建造するか、水2枚と酸素1枚で前哨基地を宇宙基地にグレードアップすることができる。