新潟県央ボードゲーム会 5/12

「ゴス」

到着時間が早かったこともあり会場にはSTBさんのみで、とりあえず人が集まるまでプレイすることに。
先日のサークルサミットで自分が交換会に出したもの引き取ってもらったのですが、STBさんにはかなり気に入ってもらえたようです。
自分もつまらないと思ったわけではないのですが、カードごとの能力を把握しなければいけないため、繰り返しプレイすることが前提となっており、自分の環境ではそこまで回す機会もないだろうということで放出しました。
お互いにゴブリンの軍団を編成し、1ラウンドが終了するごとに軍団の戦力を比較して大きい陣営が勝利トークンを獲得。
勝利トークンを先に3個獲得したプレイヤーが勝利します。
このゲームではラウンド終了時にカードの補充がないため、カードの効果などで補充をしていかないと、すぐにカードが枯渇してしまいます。
分かってはいたものの、自分は相手のカードを破壊する属性のカードばかり出して補充がおぼつかなくなってしまい、2回連続で勝利トークンを取られた上に、3レベルのゴブリンの能力で追加の勝利トークンを取られて完敗。
直接攻撃系のカードが多いので4人プレイになると微妙ですが、2人プレイだと展開もスピーディーでなかなか面白いです。
ルールやコンポーネントを再調整した「ゴス2」が出るようなので買いなおしてもいいかなあと。


サンクトペテルブルク(拡張入り)」

4人プレイ。
ラウンドごとに場に出るカードが少なかったため長丁場になり、最終シリーズではすべてのカードがめくられることに。
ゲーム終了時には皇后や大学といった高得点のカードでSTBさんが大差をつけていましたが、自分が貴族を10種類集めて2点差で逆転勝ち。
新農民を独占していたyさんとも2点差と非常に接戦でした。
やはりこのゲームは面白いと改めて認識しましたし、STBさんやはむさんにも好評でした。
今まで放置していたのはもったいなかったですね。


「ダンジョンレイダース」

5人プレイ。
自分は魔法使いを担当。
みんな目先の宝物ばかりに目がいって体力の回復するタイミングを逸してしまい、ダンジョンから帰還したときには全員の体力が同点でパーティ全滅という締まらない結末に。


世界の七不思議(拡張)」
6人プレイ。
リーダース拡張を入れてのプレイは初めて。
自分の担当はハリカリナッソスのA面。
カエサル」、「ネロ」が来たので軍事プレイを目指したものの、両隣との軍拡競争に敗北。
ハリカリナッソスとソロモン王の能力で第3時代に捨て札から紫カードを2枚拾うもそれほど得点が伸びず、47点のロースコアに終わりました。
自分の隣で軍拡したエフェソスのホンマさんが65点で勝利。


「最後の鐘」

4人プレイ。
感興学園の生徒会長選挙がテーマで、ポーランドのゲームにも関わらず日本のアニメ調に描かれた生徒のイラストが異彩というかネタゲー臭を放っていますが、システムは純然としたユーロゲーム。
5日間すなわち5ラウンドにわたって人気、円、才能を集め、イベントでそれを支払うことで票や先生カードを獲得していきます。
勧誘した生徒をタップすると才能を獲得できますが、その生徒を捨てるか先生カードの能力で戻さなければそこから再び才能を得ることはできません。
また、それぞれの才能の数には限りがあるため、必要な才能は早いうちに確保しなければならず、見た目に反して序盤ではシビアなリソースマネージメントを要求されます。
自分はいかにもエリート然としたサダモト・タケノリ、STBさんは無所属のフジヤマ・マジメ、今井さんは派手なお嬢様タイプのニジノ・アメ、ホンマさんは引っ込み思案な優等生のハイイロ・カエデを担当。
最初のうちはイベントをこなした自分とホンマさんが得票して先行しますが、それ以降はイベントの達成に必要な才能が集められずに停滞してしまい、全員が団子状態に。
ラウンドごとに終了時に単独最多アイテムや単独最多円マーカーでの1票や得票できるアイテムで細かく票を集め、なんとか差がつかないようにしていましたが、4日目に選択したイベントで必要な才能を先に取られてしまって票が得られず、STBさんが2つのイベントを達成して大きく抜け出します。
しかしそこで才能を使わずにキープできたことが幸いし、今度はイベントの票数が増える最終日にSTBさんが必要な才能が枯渇したため、自分とイベントを2つを達成した今井さんが一気に逆転。
イベント終了時では今井さんに1点差負けていたものの、各クラブごとのキャラ単独最多所持により2点を獲得して1点差勝ち。
たまたま女教師による円や人気の削りあいに巻き込まれなかったり、生徒の勧誘でたまたま票を獲得できる生徒が場に出たこともあって、かなりきわどい勝負でした。
地道に1票を取るのが重要で、システムもしっかりしていたため、思っていた以上に緊張感のある展開になって面白かったです。
なんちゃって日本風味なところもツボに入って盛り上がりましたが、海外のゲーマーはこの世界観をどのように受け止めているんでしょうかね。


「アステロイド

4人プレイ。
自分の世代だとステロイドといえばGDWのあれなんですが、これは小惑星地帯を舞台にしたイスタリの宇宙船レースゲーム。
まずは3色のダイスを振って、それぞれの色の小惑星がどの方向に移動するかを決定し、プレイヤーはそれを見て小惑星の動きを読みながら宇宙船の移動をプロットします。
中には2色のダイスの両方の目で動く小惑星もあり、読み間違えると自ら小惑星に突っ込んでしまうことも。
4ヵ所あるゲートを最初にすべてクリアしたプレイヤーが勝利。
今回はプロットの時間を初級の1分に設定しましたが、自分も最初の移動で読み間違っていきなり小惑星に激突。
あえて追加のダメージをくらうことで小惑星を破壊し、移動を継続することにしましたが、いきなり耐久力の半分を失ってしまうことに。
しかし、それからは次第に慣れて小惑星の移動を把握できるようになり、それ以上のダメージを受けることなく4つ目のゲートにトップで到達して勝利。
システムは非常にシンプルでファミリー向けだと思いますが、小惑星の動きを1個ずつ確認しなければいけないのがちょっと煩雑なのと、時間制限内でのプロットは人によって得手不得手が出てしまうのが残念。


「ショーマネージャー」

5人プレイ。
場に出てくる役者を購入して各都市でミュージカルを公演します。
都市ごとに同じ演目が公演されるのですが、役者にはそれぞれ得意な配役があり、演技力の合計が高い公演がより多くの得点を獲得できます。
手番ではカードを1枚購入するか公演を行うかしなくてはならず、公演ごとに必要な枚数+2枚という手札制限があるため、演技力の高い役者をそろえるのはなかなかに困難です。
そのため場に出た役者がまったくいらない場合には$2,000を支払って入れ替えするか、妥協して引き取るかの選択を強いられることになります。
このサプライの入れ替えは無制限に行えるため、ほしいアイテムが出るまでガチャポンを回す感覚に非常に似ており、資金があるとついつい回してしまいたくなってしまうのが人の性で、ようやくほしい役者が出てきたときには購入するため資金が足りていないという状況も。
手番の開始時にすでに開催された公演の評価を減らすことで資金調達ができ、ほとんどの場合この調達がなければ資金が回らなくなってしまうのですが、評価が下がることで得点も減ってしまうので、なかなかの考えどころになります。
今回は得点の低い都市から公演が開催されていき、もっとも得点の高いニューヨークが最後の開催地となって演目は配役が3つしかないRats。
そのときトップだったホンマさんの公演の評価もそれほ高くなく、あと1枚役者が揃えば自分がトップになれるという状況だったため、得点の低い都市での評価をがっつりと下げて資金に変換し、最後の引きに賭けることにします。
しかし交換を繰り返しても必要な役者は現れず、出たと思ったら上家に交換で流されてしまい、結局はオールマイティだけど演技力が1しかない大部屋俳優で公演することになり、最終的にニューヨークでの公演は最下位となって得点ゼロ。
興行というものがいかに博打かを思い知らされました。
ニューヨークでトップとなり、その他の年でも満遍なく得点したホンマさんが勝利。
自分はダブルスコアの得点差をつけられて4位。
ミスキャストなく公演した場合の追加ポイントを忘れていたので、本当ならもう少し資金調達に余裕がありましたね。
インストミスで申し訳ありませんでした。