HBC加賀例会

当初は6人くらいかと思っていたら、最大で12人と盛況でした。


「トロワ」

4人プレイ。
エッセンでも評価の高かったタイトルで、個人的には本日のメイン。
システムや得点方法が独特で分かりづらく、インストとやり直しで1時間かかってしまいました。
アクションは振ったダイスの目を使って行うのですが、他のプレイヤーのダイスもお金さえ払えば使用できるので、運ゲーという印象はまったくないです。

キャラクター6枚から各自に1枚ずつが配られますが、それぞれが異なる方法での勝利得点となっており、ゲーム終了時にはすべてのプレイヤーがその方法で得点できますが、分かっているのは自分のキャラクターだけなので、他のプレイヤーの動向を見て何で得点できるのかを推理する必要があります。

GEDOさんが弓手の活動カードをフルに活用し、また出目もよかったため、イベントカードの除去による得点を積み重ね、除去したイベントカードの数で得点するヘンリ1世のキャラクターもあって大差勝ち。
システムに慣れてきた後半はスムーズに進行しましたし、前評判通りに面白かったです。
ただシステムが独特で初見では理解しにくいため、1回目のプレイはインスト半分で、2回目からが本プレイということになってしまいそうです。


「捧げ物」

5人プレイ。
ギリシャの神に対してより価値の高い動物をより多く捧げることで得点します。
捧げ物のアクションを行うためのパラメータは7人の人物として表され、2人の人物をセットにして競りを行い、落札すればその人物でのレベルが上昇します。
ルールを読んだ時点では直感的なシステムで完成度も高いように思えたのですが、プレイしてみると1人の人物で自分のレベルを上げて相手のレベルを下げる収賄者の能力がかなり強く、序盤で対策を怠るとかなり不利な状況になることが判明。
またレベルが上がって捧げ物での得点が大きくなるまでが冗長だということもあり、他の卓が終わった時点で協議終了となりました。
5人だと競りで人物を取れないプレイヤーが2人出て展開が遅くなるので、4人くらいがベストなのかもしれません。


ニュルンベルク

5人プレイ。
前回の初プレイでは商品と一致しないギルドにも売却を行ったり、ルールを間違えていたようです。
正しいルールだと、1つのギルドに商品が山盛りになったりはしません。

今回は2枚登場した行商人の能力が非常に大きく影響し、それをしっかりと活用したすなっちゃぁさんが紋章を最大値まで集めて勝利。
紋章だけで15点差つけられてはお手上げです。
全種類の職人によるボーナス5点は大きいですが、それにこだわって数値の低い職人を取ったりするよりは、1種類の職人の価値を高めて優勢点を取った方がいいような気がしてきました。
あと仲買人の増員は必須ですね。

行商人に置かれた商品を夜盗で取れるかについてですが、BGGでもFAQがなかったので質問してみたところ、現状では1件だけ回答あり。
あくまで推測ですが、行商人に置かれた時点でその商品は通常の商品とは別扱いになるのでは、という意見でした。
ゲーム中は取れる派でしたが、今考えてみるとそれが一番無難ですかね。


「ニューロシマヘクス」

最初はよしなりさんとキクチさんに2人でプレイしてもらってから、自分も加わって3人プレイ。
自分がアウトポスト、よしなりさんがヘゲモニー、キクチさんがモーロックを担当。
自分は2回攻撃の能力を活かすべく中央に、他2陣営はそれぞれマップ端にHQを配置。
アウトポストがモーロックを、モーロックがヘゲモニーを、ヘゲモニーがアウトポストと、3すくみの戦闘になり中盤までは大きな差がつかず。
しかし、よしなりさんが防御に置いたネットマスターの位置が絶妙でダメージを与えられなくなる一方、自分はボスのユニットで増強されたタグにHQを削られて脱落気味。
キクチさんも自分の遠距離2回攻撃によるダメージでややへこみ。
終戦闘は膠着状態のままで、よしなりさんが勝利しました。

これとは別に3人プレイを行いましたが、展開しだいでは2対1になってバランスが悪いかもという不安は杞憂に過ぎなくて、いずれもいい勝負になりました。
これはますます評価アップです。
ふくたろさんが拡張2セットを購入したとのことで、自分も早いうちに入手しようと思います。