HBC加賀1846会

よしなりさんのところにようやく「1846」が届いたので、急遽ゲーム会が開催されることに。
自分としても10年以上前に「1856」をプレイして以来、久しぶりの18XXシリーズになります。
よしなりさん、ミツイさん、すなっちゃぁさん、坊さんとで5人プレイ。
プレイ時間が公称で180分と18XXシリーズとしては短時間に設定されており、実際慣れてくればそのくらいでプレイできるようです。
過去のシリーズでは普通に6時間以上かかったりしたので、これは非常にありがたいですね。
社長以外のプレイヤーが株を売却しても株価が下がらなかったり、「1830」と比べると仕手戦がそれほどシビアではなく、鉄道会社の運営に注力できるように感じました。


「1846」

どの個人会社が効果的なのか分からなかったので、とりえあえず最初から2列車を持ち運行できるMSとO&Iを購入。
このゲームでは東西を横断して列車を運行させるとボーナスが与えられるのですが、シカゴは2カ所しかない西端の1つであり、なおかつシカゴ自体も$90まで価値が上がるため、このゲームにおける最重要拠点となっています。
シカゴにトークンを置けるのは4社までということで、序盤ではシカゴ争奪戦が発生し、株式会社を運営する順番を決定する株価の設定も悩ましくなります。

最初のストックラウンドでは、MSと線路引きで協力できるGTの設立を狙いましたが、先によしなりさんに株を購入されてしまいどうしたものかと。
持ち株の枚数制限があるので、本来は会社を設立して20%の社長株を持った方がよいのですが、あえてGTに相乗りして最終的に50%ずつ分け合うことに。
ミツイさんはPRR、すなっちゃぁさんはNYCとErie、坊さんはICを設立。
シカゴにトークンを置けたのはGT、PRR、IS、NYCでした。


GTの運営が安定して収益を上げるようになったので、自分でも会社を設立しようと思いましたが、またしても狙っていたB&Oの設立でミツイさんに先を越されてしまいました。
しかたがなくC&Oを設立してインディアナポリストークンを置き、ミツイさんと坊さんで株を分け合っているB&Oの拡大を阻止することに。
株価を$150に設定して最初から列車2両の購入を目論みましたが、他に出資者が出てこなかったため1両しか購入できず、購入資金のための無配当とファイナンスによる株の放出で、株価が$100まで下落してしまいました。
自分でC&O株を大量に確保するために、ISの株を20%売却しなくてはならなかったのも痛かったです。
なんとか4/6列車(6都市運行してそのうち4つから収益を得る)でチャールストンからセントルイスの東西横断運行は行えました。
このあたりで第3フェイズに入って第1フェイズの列車が廃棄になりますが、このゲームでは廃棄前に1回は運営を行えます。
ところが第3フェイズの列車が予想以上に早く売り切れて、あっという間に第4フェイズに突入してしまいました。
このためNYCの第1フェイズ列車が即時廃棄になって運行できなくなり、収入なしで第4フェイズ列車を購入しなくてはならず、社長のすなっちゃぁさんは手持ち資金を投入しても購入ができなかったために破産。
NYCの運営はよしなりさんが引き継ぎました。


C&Oは6列車を購入して2両体制となり、ようやく収益が安定。
ゲーム終了が見えてきたため、各社ともひたすら配当を出し続けて株価を上昇させます。
ISは最後に収益が株価の3倍以上あったため3ランクアップして$320となり、GTを抜いて株価トップに。
C&Oも3ランクアップしましたが、$212までにしかなりませんでした。
終了時の私産合計は以下の通り。

          現金   株    合計
1位:坊      2235 3382 5617
2位:じゃん    2446 3067 5513
3位:よしなり   2565 2935 5500
4位:ミツイ    1821 2734 4555
破産:すなっちゃぁ

トップの坊さんと$104の差で、これは株価1マスの差ですから、やはりC&O設立時から株価を大きく下げたことが悔やまれます。
初プレイだったこともあり、インスト1時間にプレイ5時間半と長時間かかりましたが、非常に楽しくプレイでき、心地よい疲労感を味わえました。
18XXシリーズの中でも評価が高いというのも納得で、これは是非とも再戦したいです。
自分でも購入したいと思いましたが、受注生産なので欲しければすぐに手に入るわけではないんですよね。


「キング・オブ・トーキョー」

さすがに疲れたのと長距離運転が控えているので、ここで帰ろうと思っていましたが、すなっちゃぁさん持ち込みのこの新作は自分も気になっていたので居残り決定。
東京を舞台にモンスターが暴れまくる、いわゆるバカゲーです。
基本はダイスゲーで、手番に6個のサイコロを好きなだけ3回振り直しでき、最終的に出た目のアクションを行います。
1〜3の数字はゾロ目が3つ揃うとそれが得点になり、それ以上揃えば1個につき1点ずつ加算。
エネルギーの目は能力アップや追加得点の得られるカードを取るためのエネルギーキューブがもらえます。
攻撃の目が出れば東京にいるモンスターにダメージを、逆に東京にいるモンスターなら他のすべてのモンスターにダメージを与えます。
他のモンスターを叩き出して東京に進撃すれば1点、次の手番まで居続けると2点を獲得。
ハートは体力の回復。
自分のモンスターが20点を獲得するか、他のモンスターをすべて倒せば勝利となります。
攻撃すると1点もらえるカードの能力と、地道なゾロ目による加点で自分の勝利。
バカゲーですし気楽にプレイできますが、きちんとゲームとして成立していました。
カードの内容が日本の怪獣ネタでローカライズされると、かなり面白さがアップされるかと。


「おばけキャッチ」

気分転換に反射系ゲームを。
思った以上に熱い勝負になり、自分とミツイさんとすなっちゃぁさんが14枚で同点。
今度は本が出たら取らずに正解を叫ぶバリアントもプレイしてみたいです。


「パレード」

Z-MAN版でプレイ。
手番では手札からパレードの列の最後尾にカードを1枚出します。
出した数字よりも前にいる参加者から、出した数字以下のカードと同じ色のカードをすべて取らなければいけません。
取ったカードの数字がマイナス点になりますが、ゲーム終了時に色ごとにもっとも枚数の多いプレイヤーは、カードの数字ではなく枚数がマイナス点になるため、展開によってはあえてカードを取る方向にシフトすることも。
最後に残った手札から2枚を出すため、最後まで枚数が確定せずに緊張感が保たれるところも面白いです。
取った3色すべてが最多枚数だった自分がマイナス10点で勝利。