新潟県央ボードゲーム会 4/16

栃木から遠征のにしさんと初参加してきました。

のべ15人の参加者があり、県内のボードゲームサークルとしては最大規模といってもいいかもしれません。
今回が3回目の例会ということで、今後の活動が楽しみなサークルでした。
若さと活気があり、とにかく雰囲気が非常に良かったです。



世界の七不思議

5人プレイ。
A面だけを使用して、自分はアレクサンドリアの大灯台
自分と両隣でガラスを1つしか産出しておらず、第3段階が建設できないという体たらくでしたが、青2系統での連鎖と軍拡でなんとかカバー。
経験者の自分とにしさんが57点で同点もコインの差で負け。



「モンド」

シャハトの新作を、にしさん、STBさんと3人プレイ。
タイマーによる時間制限内に地形タイルをボード上に配置することで自分の世界を構築します。
「ギャラクシートラッカー」の宇宙船建造の部分に特化したような感じ。
動物や完成した地形の数によって得点し、逆にタイルが置かれなかったり地形の合わない部分や活火山はマイナス得点に。
今回は中級のボーナスカードと上級のチャレンジタイルを使用ました。
最初はとにかくタイルを置くことにせいいっぱいで、他のプレイヤーのボードを確認する余裕とかありませんでしたが、最終の3ラウンド目になる頃にはチャレンジタイルを複数取れるくらいには慣れてきました。
にしさんは毎ラウンド最多活火山のマイナスをくらって最下位。
自分は最終ラウンドにマイナスなし56点と追い上げたものの、毎ラウンド安定して得点を稼いだSTBさんには4点及ばず。
パズル的にも世界構築の雰囲気でも楽しめる好ゲームでした。
不揃い無く世界を完成できると気持ちいいです。



「ウボンゴ」

4人プレイ。
ボードゲームおっぱいなどで周知のタイトルですが、自分は初めてのプレイでした。
重めのゲームが好きなので、こういったパズル系のゲームからは縁遠くなってしまいがち。
パズルゲームも好きな方なのですが。
システムはいたってシンプルで、4つのパーツを時間内に決められた図形に合うように組み合わせるだけ。
完成したら「ウボンゴ!」とコールするのですが、他のプレイヤーにコールされるとこれがけっこう焦ります。
完成すれば1つの列から宝石を2個取ることができ、ゲーム終了時に1種類でもっとも多くの宝石を所有していたプレイヤーが勝利。
早く完成させると列を移動して取ることができます。
今回は9枚すべての図形でウボンゴしたSTBさんが勝利しました。
そういえば観光地のホテルの部屋に、こんなシルエットパズルがよく置いてああったような。



「ウボンゴ3D」

もう1卓がまだ終わりそうもなかったので、続けて立体バージョンをプレイすることに。
図形に合うように組み合わせるのは同じなのですが、今度は2層の高さになるようにしなくてはなりません。
これが平面に比べると非常に難しくて、自分は9回のうち2回しかウボンゴできず。
自分の立体把握能力の低さに絶望しました。
こちらもSTBさんの勝利。



「ジャングルスピード」

昼食までの時間繋ぎに7人プレイ。
プレイヤーは順番に自分のカードをめくっていき、誰かと同じ図形が出たら当事者同士によるトーテムの早取り勝負になります。
負けたら相手の表にしているカードを引き取らされ、最終的に手持ちのカードすべてをなくしたプレイヤーが勝利。
全員による早取りだったり、色がマッチしていれば勝負になったりする特殊なカードによって、展開が単調にならなくなっています。
カードが残り少なくなったところで連続して勝負に負けてしまい脱落。
トーテムが木製って珍しいですね。



「K2」

易しいルートを夏の天候で3人プレイ。
全員が1人ずつを登頂成功させ、残り1人の勝負になりましたが、STBさんが8千メートル地点にテントを設営して居座ったため、自分と小田さんが足止めをくらったままゲーム終了となり、1点差でSTBさんの勝利。
あと1移動力があれば、そこを通過して頂上まで登れたのですが。
まあ、そこがこのゲームの妙味なんですけどね。



「トロワ」

3人プレイ。
初めてプレイしたときは独特なシステムに慣れるのに時間がかかったため、今回も途中まではインストプレイになるかと思っていましたが、お二人とも非常に理解が早くて、序盤から勝ち負けの展開になりました。
自分は市庁舎に市民ゴマを集中させましたが、あまり効果的に使えませんでした。
修道士で白ダイスを黄ダイス3個分に変換し、それを商人で使用して稼いだ資金を一流職人で得点にするというコンボで稼いだSTBさんが勝利。
活動カードの組み合わせで得点の手段を考えるのが面白く、前回のプレイと比べて評価が格段にアップしました。
「ナビゲイター」と並んでドイツゲーム賞候補と言われるのも納得です。
システムの理解度もありますが、BGGでもベストとされている3人でのプレイだったのが良かったのかもしれません。
ダイスの数が固定なので、人数が増えるとアクション数が減ってしまうんですよね。



「インカの黄金」

4人プレイ。
人数が少ない場合には積極的に進んだ方が良いのですが、どうしてもチキンプレイになってしまって伸び悩み。
かといって、単独での探検となった途端に災難に遭うとか、どういうことなのかと。
そんな感じで1回戦は圧倒的に最下位でした。
2回戦は反省が活きたのか1点差で勝利。



「フィット」

4人プレイ。
見るからに「テトリス」なクニツィアのパズルゲーム。
2009年ドイツゲーム大賞ノミネートとか知りませんでした。
ランダムに決められるパーツを上から落とすというそのままなシステムで、第1ラウンドは横1列をすべて埋めれば1点というそのままな得点方法。
埋められなかったマスの数だけマイナス点になります。
第2ラウンドでは数字のあるマスを埋めなければ得点となり、第3ラウンドでは残すとマイナスになる数字のマスが加わります。
最終ラウンドでは同じ印を2つ残せば得点ですが、片方しか残せなければマイナスとなります。
完全にソロプレイ状態ですが、パズルに没頭して気になりませんでした。
得点を狙うよりも空きマスを作らない消極的なプレイで、見た目はきれいでしたが得点は伸び悩んで3位。



「おばけキャッチ」

バイト上がりの人を待つ間にということで7人プレイ。
神が降りてきたように瞬時に判断できるときもありますが、それがなかなか長続きしないんですよね。



「ベガスの帝王」

4人プレイ。
ラスベガスの区画にカジノを建てていく、基本陣取りゲーム。
5種類のカジノごとに9枚ずつカードがあり、めくられたカジノでは収入と得点の決算が行われます。
異なるプレイヤーの同じカジノチェーン同士が隣接すると、カジノに置かれているダイス目の大きさでどちらがボスになるか決定され、そのチェーンでの得点はボスにしか入らなくなります。
ただしチェーンすべてのダイス目の合計分のコストを支払えば、ダイスを振り直ししてボスの座を奪うことも可能です。
セットアップから隣接した土地を所有していたSTBさんがティボリを建設したところ、連続してティボリのカードがめくられ、序盤から資金力と得点で他のプレイヤーを大きく突き放す展開に。
永井さんが自ら隣接するようにティボリを建設し、再編成によるボスの座の奪取を試みますが、いかんせんダイス目が悪く失敗の連続でした。
自分はベガを拡張していましたが、いっこうにカードがめくられる気配が無く、他のカジノが7枚場に出ている時点でまだ3枚という状態。
中盤からパイオニアで稼いだにしさんが最終的に同点まで追いつきましたが、所持金の差でSTBさんが勝利しました。
セットアップからスフィンクスが多く場に出てしまい、カジノの選択の余地が少なかったのが残念でした。
アクワイア」と「チャイナタウン」を足して2で割ったような印象ですね。



「モダンアート」

4人プレイ。
クニツィアの3大競りゲームの中で、これだけが未プレイでした。
いちおう所有しているのですが、4種類の競りの必然性がいまいち実感できなくて放置していたんですよね。
実際プレイしてみると競りごとに意味があってなるほどと思いましたし、相場を作っていくシステムがよくできているなあと。
5人の現代画家の作品をオークションで売買していき、1人の画家の作品が5枚出品されたら1ラウンドが終了し、出品数が多い作家は作品の価値が高くなります。
高値で競り落としても価値がゼロになる可能性もあるのですが、今回のプレイではみな不慣れだったせいか、市場に絵画が多く出回る前にラウンドが終了していたので、そういった事はほとんど起きませんでした。
自分は資金がショートしかけた時に高値で競り落としてもらったり、資金がうまく回ったおかげで勝利できましたが、みんなが他のプレイヤーの資金を意識し始めるとかなりシビアな争いになりそうです。
言われているように、相場を無視した入札があるとゲームバランスが崩れるきらいがありますね。