れいんぼう定例会 6/4

「マジェラン」

5人プレイ。
「1846」や「RftG」のトーマス・レーマンの作品。
やすとしさんがゲームマーケットの中古販売に出品するかどうか判断したいということでプレイ。
手持ちの金カードを使ってバスコ・ダ・ガマやマゼランといった大航海時代の人物カードを競り落とすことで、ボード上にコマを置いてその人物の恩恵が得られます。
ゲームは3つの時代で構成されており、前の時代でコマを置いていないと次の時代でその人物の競りに参加できないため、限られたコマと手札をどこに使うのかが悩みどころ。
金カード自体にも得点があるので、あえて競りに参加しない選択もありです。
得点に特化したクック船長に注力してみましたが、20点を獲得できる第3時代での競りで勝ち目がなく第2時代の10点どまり。
しかたがないのでピサロに大金を投入し、こちらはなんとか第3時代にコマを置くことに成功。
ピサロは第3時代にコマを置けなければほとんど恩恵がなく、コマを置けたとしてもバーストの危険のあるカードめくりというギャンブル性の強い人物。
20点を超えればバーストするところを幸運にも20点ジャストまで引くことに成功し、この得点によって勝利することができました。
6人の人物の恩恵を把握するのにちょっと時間がかかりますが、競りを含んだ基本システムはシンプルなので、悩ましいながらもプレイ感は軽いです。
結局面白かったということで、出品リストからはずされることに。
出品されるのなら、自分が購入しようと思っていたのですが。


「バジリカ」

「K2」と同じメーカーの2人用ゲームで、大聖堂の建築を競います。
手番では、天井タイルを置く、天井タイルを置いた直後に職人コマを置く、アクションタイルを使う、という3つの中から自由な組み合わせで3回行動を行います。
決算が3回あり、連続する同じ色の天井タイルのグループに多くの職人コマを置いていた方がタイルの枚数だけ得点を獲得。
タイルの山〜アクションタイル〜天井タイルと、タイルが補充される流れが決まっているので、ある程度先を見越して行動が行えます。
2回目の決算までは僅差につけていたものの、枚数の多い2グループでの争いで1勝1分となってしまい、最終的にはくさのまさんに大差負け。


「オリンポス」

5人プレイ。
「キングスブルク」のアンドレア・チアヴェシオの新作。
ギリシャ神話の神々を崇拝することでアクションを行うワーカープレイスメントです。
手番のプレイヤーが1人の神に司祭コマを置くことで儀式を行い、他のプレイヤーも儀式に参加したければ隣のマスに司祭コマを置いていきますが、手番プレイヤーは建物を2つ建てられるところを1つしか建てられないなど、受けられる恩恵の効果が弱くなります。
プレイヤーは自分のボードを持っており、文化、人口、軍事、鹿肉、魚、穀物といった能力を上げていくことで、受けられる恩恵の効果も強くなっていきます。
ただし文化、人口、軍事にはリミッターがかけられており、特定の建物を建設しないと次のレベルに進むことができません。
各プレイヤーは同じ内容の30枚の建物カードを持っており、建設すると得点をもらえるほか、カードに応じた効果や能力を得ることができます。
一部の神の恩恵を除いて得点を獲得するのは建物しかないため、効率のよい建物の建設がこのゲームの重要なポイントになります。
6つの能力それぞれを最初に上げきったプレイヤーはボーナス得点カードを獲得でき、これが4枚獲得されたらゲームが終了し、得点のもっとも多いプレイヤーが勝者となります。
戦争の神であるアレスの恩恵は戦争で、他のプレイヤーの軍事力との差だけ資源を貢物として奪えるというもの。
今回のプレイでも2人ばかり軍事増強に走るプレイヤーが出たため、自分を含めた他のプレイヤーは戦々恐々とすることに。
太陽と疫病の神アポロは、得点を2ポイント得る代わりに1ポイントと疫病発生も選択でき、儀式に参加しない他のプレイヤーは人口の1/3を失ってしまいます。
自分はあえて疫病を起こさずに2ポイント稼ぐ方を選択していましたが、これが後から地味に効いてきました。
中盤にアルテミス神殿を建設することができたおかげで鹿肉がワイルド資源となり、建物の建設がかなり楽になったのも大きく、終盤までくらさんとのトップ争いに。
くらさんは文化レベルがリーチ状態にあったものの、ゲームが終了してしまうと負けが確定してしまうので足踏み状態。
逆に自分が文化を最高レベルまで上げてボーナス得点カードを獲得して勝利しました。
プレイヤーの建物は日本語サマリーがBGGアップされているので、12枚の特殊建物しか日本語化しなかったのですが、やはり30枚もあるとなかなか初見では効果が把握しきれず、後になってこんなカードもあったのかと気づくこともありました。
今回のプレイがロースコア気味だったのも、それが要因だったかもしれません。
プレイヤーの順番以外に運の要素はまったくなく、司祭コマの数も限られているため、他のプレイヤーの一手ごとに頭を抱えたり悩んだりさせられましたが、ゲームをしているという充実感を存分に感じることができました。
他のプレイヤーからも面白いと評価いただけてよかったです。


ブルゴーニュ

3人プレイ。
フェルドの新作で、自分の領地に城や牧場や建物を建てていく箱庭ゲーム。
手番ではダイスを2個振ってアクションに割り当てていくのですが、選択肢が多いですし労働者を使ってダイス目を変えられるので、ダイスゲーという印象はありませんでした。
最後の1振りで1/3の確率のほしかった目が出ず、あと1枚タイルを置けなかったことで工場長さんに8点差負け。
ペナルティ要素がなく、単純に積み重ねていくタイプのゲームなので、フェルドらしからぬと思いましたが、ここ最近の彼のゲームの中では出色の出来だと思います。
マイナス要素としては、セットアップに時間がかかることと、長考になりやすいということですか。
今回は基本マップでのプレイだったので、いろいろ戦略も変わりそうな個別のマップでのプレイも楽しみです。


「エイリアン・フロンティア」

にしさんのリクエストがあって4人プレイ。
アイテムカードによるダイス目操作の充実を狙いましたが、実際はほとんど活用できず。
序盤からコロニー建設で出遅れてしまい、そのまま最下位に終わりました。
最初ににしさんが6個目のコロニー建設にリーチがかかりましたが、他のプレイヤーの集中攻撃をくらって伸び悩み。
最後はプラズマキャノンで月のダイスを除去することで鉱物を採掘できたわかともさんが、テラフォーミングにより6個目のコロニーを建設して勝利しました。


スコットランドの君主たち」

4人プレイ。
まだ少し時間があったので、届いたばかりのこのゲームをプレイしてもらいました。
手札から部族を戦場に並べたり、場から部族を補充したりを5ラウンド行うと戦争となり、戦場に並べた部族の戦力が大きいプレイヤーから順番に得点カードを取っていくというシンプルなゲーム。
部族を戦場に並べるときに、すでに並んでいるカードの数字以下ならば部族の能力が使用できます。
途中で投了となりましたが、プレイしてみた感想は可もなく不可もなくで、あえてこのゲームをプレイする動機付けは見当たりませんでした。