HBC白山例会 6/18

「ファンフェア」

4人プレイ。
遊園地をテーマにしたオムニバス形式のゲームで、デザイナーにはフリーゼやリーネックの名前も見受けられます。
8つのアトラクションのうち4つを選んでプレイしますが、2人1組になって宝石を拾うクレーンゲームや、時間内に指定どおりにダイスを積み上げるハンマーゲームなど、いずれもシンプルなものばかり。
それなりに遊べないこともないですが、4人いるなら普通のゲームをプレイした方がいいのではという雰囲気になり、2つほどアトラクションを行ったところで投了。


「アサラ」

4人プレイ。
今年のドイツゲーム大賞候補作でしたが、残念ながら大賞は逃しました。
それでも塔のビジュアルがカルト宗教っぽくて好きになれないこと以外、バランスの取れた好ゲームであるのは間違いないかと思います。
シンプルなワーカープレイスメントという意味でも、よく引き合いに出される「ラングフィンガー」よりはこちらの方をお薦めしますね。
今回はゲーム終了時のボーナスの大きい黒と白の塔から手をつけ始めましたが、yskさんと塔の色がかぶってしまいパーツの取り合いに。
その間に林道さんがコストの低い塔を早めに建てていき、ファーストプレイヤーと建築済みの塔から毎ラウンド入る得点で先行しました。
黒と白の塔の伸ばし合いでカードを使ってしまい、他の塔の建設があまり行えなかったため、ゲーム終了時のボーナス得点でもその差をつめられずに、そのまま林道さんの逃げ切り勝利となりました。
狙いのかぶったyskさんが上家だったのですから、どこかでファーストプレイヤーを取りに行くべきでしたね。


「ブランノワール

6人プレイ。
プレイヤーの1人が手札を出し切った時に、他のプレイヤーの手札がマイナス点となり、誰かがマイナス200点に到達したらマイナスのもっとも少ないプレイヤーが勝利します。
「UNO」というよりも、往年の名作「キングスコート」の発展系ですね。
以前にTo Heartをモチーフにした「ブランニューコート」という同人クローン版がありましたが、それと何か関係あったりするのでしょうか。
「キングスコート」と大きく異なるのは、手番の開始時にプレイヤーに特殊効果を与えてくれるスペルカードの存在と、同じ数字のカードを3枚持っていればアクションとは別に手札から除去できることですか。
中盤までは上がれはしないものの最少のマイナスに抑えていましたが、65点というこのプレイ最大のマイナスをくらってしまい脱落。
藤田さんがマイナス200点を超えた時点で、マイナス54点だったヒューさんの勝利。
美麗なイラストも視認性にはまったく貢献しておらず、特殊効果もアイコン表示してくれればプレイアビリティが向上するのになあと。
ゲームとしては十分に遊べるレベルですが、個人的には「キングスコート」そのものを再販してほしいです。
BGGからカードデータを落とせるので、自作することは可能ですが。


ブルゴーニュ

3人プレイ。
経験者の林道さんと自分を差し置いて、初プレイの藤田さんが206点で勝利。
初めて個別のボードを使ってプレイしましたが、建物8個の区域とか知識タイル無しに完成させるのはかなり困難ですね。


「オリンポス」

5人プレイ。
今回も軍事プレイで。
自分と林道さんのトップ争いになりましたが、ゲーム終了所のトリガーになった鹿肉レベルのボーナス得点で自分の勝利。
やはり初めてのプレイだと建物の能力を把握しきれずに、ロースコアになりがちですね。


「豚小屋」

4人プレイ。
豚小屋で起こった殺人事件の犯人を当てる推理ゲーム。
各プレイヤーは、男女それぞれ4人の容疑者、4つの動機、そして2つの性別のタイルを持っており、それを最終的に3つまで絞り込んでいってどれだけ犯人と一致しているかを競います。
手番では捜査カードを1枚プレイして、町の8カ所の地点に容疑者のアリバイ証言や、そこにいたのが男か女かの目撃情報を置いていきます。
目撃情報の性別と容疑者が一致していればアリバイが確定し、その容疑者は犯人ではなくなります。
容疑者が複数残っていれば、証拠品マーカーを順番にめくっていき、最初に証拠品の出た容疑者が犯人です。
最後はめくり勝負なところもありますが、捜査カードで証拠品の山を確認することで精度を上げることはできます。
すべての容疑者にアリバイが確定したら事件性のない単なる事故ということになり、事故のタイルを残していたプレイヤーが勝利します。
プレイを進めるごとに手持ちのタイルから1〜2枚を捨てていかなくてはならず、残ったタイルに合わせて捜査を進めていくので、どちらかというと自分の推理に容疑者を陥れていくような展開になり、そこが逆にリアルな警察の思考という気がしなくもないです。
2回プレイして、自分と林道さんがいずれも同点勝利。
捜査はカードによって制限されているので選択の幅は大きくなく、推理ゲームとしてはプレイ感の軽いゲームでした。
特に言語依存なくプレイできますが、テキストフレーバーまでいかなくても動機くらいは日本語化してあったほうが雰囲気が出ると思います。
と書いた矢先に、「しなちくのあれこれ」さんで日本語化シートが公開になりました。
http://47chiku.blog36.fc2.com/blog-entry-854.html
いつもながらすばらしいです。


「トロワ」

3人プレイ。
市庁舎に市民を多めに置いていたら、イベントで旅人が出て次々と叩き出されてしまいました。
黄色ダイスの不足は司教の能力でカバーして、熟練工から一流職人の流れで得点を獲得。
プレイ中と人物の得点ではほぼ横並びでしたが、活動カードに置いた職人の得点で大きく差をつけて勝利。