魚津ボードゲームクラブ 9/10

「ザ・ボス」

4人プレイ。
アメリカの各都市でもっとも多くの構成員を入札したプレイヤーが裏返しになっているカードを獲得します。
カードには得点になるものとペナルティを受けるものとがあり、各プレイヤーが手持ちのカードをオープンしていくので裏返しになっているカードが徐々に判明していく仕組み。
手軽ですが情報戦が楽しめる佳作です。
欲張りすぎて入札を分散していたら、波さんに使い捨ての準構成員を大量投入されて無得点に終わったりして勝負になりませんでした。
リスクを恐れずに勝負に行った浜さんの勝利。
やはりマフィアたるもの手堅いだけじゃダメですね。


「ラムと名誉」

yskさんからリクエストがあり4人プレイ。
さすがに3回目のプレイともなるとある程度学習効果は出ているようで、なべさんと73点で同点トップ。
待合室に残った海賊の数が少なかった自分が勝利しました。
寝床争いにはあまりこだわらない方が良さそう。


オリンピア2000」

5人で2回、6人で1回プレイ。
古代オリンピックをテーマにしたドーラのカードゲーム。
各選手ごとに5種類の競技のランキングが設定されており、現在の競技に対してすべてのプレイヤーが選手を同時にプレイして、もっともランキングの高い選手が得点チップを獲得します。
最下位のプレイヤーは後の競技を選ぶことができ、すべての競技タイルを使い切る前に終了してしまうので、得意な競技で勝負するためにしゃがむ必要もでてきます。
カウンティングをしていればガチ勝負になるでしょうが、現実的には高位のランカーを記憶するくらいですね。


「ブレーキング・アウェイ」

6人プレイ。
届いたばかりだったのでリクエストさせてもらいました。
選択ルールはすべて使用。
6人ともなると序盤は大集団となり、後方に位置した自分のチームはかなり脚を溜めることができました。
自分以外のプレイヤーは初プレイということでななかなか展開が読みきれないこともあり、中盤あたりから仕掛け始めた結果、2週目を回った時点でスタミナ切れとなって失速。
大きい走力を残していた自分が後方から一気にまくって1着、2着、5着という結果に。
相手の出方を見ながら展開していくのでアドバイスがしにくいとはいえ、経験値の差が出てしまいさすがに申し訳なかったです。
誰かが大逃げをかましたら追走しなければならないところとか、中途半端に先頭に立つとムダに脚を使ってしまうところとか、古いゲームなのに本当に良くできていると思います。
レースゲーム全般から見ても完成度高いです。


郵便馬車

4人プレイ。
ザイファルトのドイツゲーム大賞受賞作。
かなり前にプレイした時はそれほど印象に残らなかったのですが、先日プレイした時になぜか気になって購入しました。
手札から都市カードをプレイしていって、3連続以上の郵便網を完成させたらその都市に支店を置けます。
より長い郵便網を完成させたり、地域内の都市すべてに支店を置くことで得点します。
今回は序盤からもっとも都市数の多いバイエルンで郵便網を構築。
その後は全地域に支店を置くことによるボーナス狙いと、できるだけ効率よく支店を置いていくことに注力し、自分が支店コマを使い切ってゲームが終了。
他のプレイヤーはかなり支店コマを残していたのでその分のマイナスが大きく、自分の大差勝ちでした。


フィレンツェ

3人プレイ。
Artsさんが低めの依頼を多く達成したことで早めの終了となりましたが、6色のうち3色のボーナス得点を獲得することができて勝利。


「パトリツィア」
3人プレイ。
同じくイタリアで塔を建てるゲーム。
人物がどれも1枚不足で1セットしか作れず、Artsさんに1点差負け。


「ダンジョンレイダース」

5人プレイ。
プレイヤー同士がパーティーを組んでダンジョンを探索するカードゲーム。
モンスターとの戦闘では順番にパワーカードを出していきモンスターのHP以上になれば勝利するなど、一見すると協力ゲームのようですが実際は正反対。
モンスターに負けた場合、もっとも小さいパワーカードのプレイヤーがダメージを受けるので、自分に被害が及ばなければ負けてもかまわないのです。
また財宝部屋では大きなカードを出したプレイヤーで財宝を分配します。
全員が1〜5のパワーカード持って、5枚のイベントからなるダンジョンを5階層探索するのですが、裏返しになって正体不明のカードもあるため、どのタイミングで大きいパワーカードを使うかが勝負の分かれ道。
生き残った中でもっとも体力の低いプレイヤーは死亡となり、残った中で一番財宝を獲得したプレイヤーが勝利します。
自分は財宝部屋で使用できるカギのカードを持ったシーフを担当。
序盤で財宝を貯めまくったらトラップ部屋で格好のカモとなってしまい、結局ほとんどをはき出してしまう事に。
全員が無事に帰還できたものの、もっともHPの少なかった魔法使いしばさんが脱落。
残りのメンバーで勝負の結果、戦士Artsさんの勝利となりました。
ダンジョンのカードの配列しだいでは、全員が同じようなカードプレイとなってしまう場合もありますが、手軽な駆け引きとダンジョン探索の雰囲気が味わえる好ゲームだと思いました。