K2拡張Broad Peak シナリオ1抄訳

シナリオ1.RACE TO THE TOP


ゲームの準備

ゲームの準備は以下の例外を除いて基本ゲームと同じである。
ボードを男性のアイコンの描かれた面を上にして置く。

天候タイルのセットから1枚を取り除く。夏ならば3日とも晴れのタイルを、冬ならば裏向きにしてランダムに1枚を選ぶ。このシナリオでは5枚のタイルだけを使ってプレイする。タイルを基本ルールと同じようにシャッフルして並べる。雪洞マーカーはボード近くの全員から届く場所に置いておく。

各プレイヤーは自分が選んだ色のコマを取るが、以下のコマは分けて置き、このシナリオでは使用しない。
・3の順応カード、2の順応カード1枚、1の移動カード1枚、レスキューカード
・両方のテント


ゲームはK2の基本ルールに下記の修正を加えてプレイされる。


雪洞

登山家は避難場所としてのテントを持ちませんが、雪洞を構築することができる。
雪洞を作るコストは:
7,000m未満では1移動力
7,000m以上では2移動力
スペースに入るための移動コストは雪洞の構築に影響しない。

登山家が雪洞を構築したら、そのスペースに雪洞マーカーを表(シャベルで掘る登山家)にしておく。
雪洞は中にいる登山家に1順応ポイントを与える(K2のテントのように)。
誰にも占有されていない雪洞にはすべての登山家が入ることができるが、各雪洞は同時に1人の登山家しか保護することができない。
雪洞は2日間しかもたない。
天候マーカーが次の日に進められた時に:
・裏向きの雪洞はすべて取り除かれる
・表向きの雪洞は裏返される

登山家は自分の手番に、雪洞の構築と同じ移動力を消費して雪洞を修復することができる。修復された雪洞は表に戻される。
雪洞は時間の経過によって消失するまで、元のスペースに残る。
1つのスペースに雪洞をいくつ構築してもかまわない。


ソロプレイ

ソロプレイのルールは1つの例外を除いてK2の基本ルールと同じである。冬の天候でプレイする場合、「晴れ、曇り1、晴れ」のタイルを取り除く。ルールブックの図表と達成した得点を照らし合わせて勝利レベルを決定する。


ゲームの終了

K2の基本ゲームと同様にゲームは終了する。思い出してほしいのは、このシナリオは基本ゲームよりも3ターン短いということである。勝利者の決定の方法もK2の基本ゲームと同様である。