長岡ボードゲーム愛好会 10/15

「数エーカーの雪」

午前中はにしさんと2人だけだったのでプレイしてもらいました。
自分がイギリスで、にしさんがフランスを担当。
ポートロイヤルを落としてから一気にゲーム終了に持っていこうとインディアン3枚による襲撃を行ったところ阻止されてしまい、逆にフランスの待ち伏せを防ぎきれなくなり、予備ボックスの軍隊を削られて足踏み状態に。
フランスは使用できなくなった地域カードでデッキが回らなくなっていたので早々に終わらせたかったのですが、無駄にゲームが長くなってしまいました。
さすがにプレイ回数を重ねて抑えどころが分かってきたので、各方面においてフランスの機先を制することができましたが、おかげで戦略が固定されてしまうような印象を与えてしまったのが残念。
イギリス側のインディアンの運用は、フランスが慣れてくればいくらでも対応できるのですが。
とはいえ、確かに序盤においては方針ごとにある程度の定石はできてくるとは思います。


メディナ

午後から参加者がそろったので4人プレイ。
黒の宮殿が城壁にも市民にもからめず4点どまりになってしまい、すべての宮殿でコンスタントに得点したにしさんに3点差負け。


「エミネント・ドメイン

これから始まるであろう新作攻勢の第1弾。
惑星支配による帝国の拡大をテーマにしたデッキ構築ゲームというと「RftG」ですが、システム的には「ローマに栄光あれ」の方が近いような。
手番ではまずカードを1枚使ったアクションを行い、続いて任務カードのスタックから1枚を引いてその任務を行います。
任務では同じアイコンのある手札のカードを追加して出すことで効果を大きくすることができます。
他のプレイヤーは手番プレイヤーのボーナスはないものの、手札のカードを出してその任務を追随することができ、そうでなければ自分のデッキからカードを1枚引いて手札に加えます。
惑星は入植アクションによって必要な数の入植アイコンを出すか、戦闘機を消費して占領することで表に返されて得点となるほか、技術カードを取るのに必要な条件を満たします。
にしさんは序盤に入植を捨てて戦争による支配に特化し、他の3人は戦争を捨てて入植での惑星支配を選択。
自分は技術カードの獲得が遅れてデッキをブーストすることに送れたため、他の人が手を付けなかった交易による得点稼ぎに注力しました。
任務カードのスタックから2つの山を使いきればゲーム終了となり、技術カードの入植の効率化をうまく使ったアダチさんが勝利しました。
各プレイヤーがそれぞれ異なる戦略で進めて3点しか差がつかなかったので、バランスは取れていると思います。
初プレイでデッキをうまく回せていないのもあるでしょうが、とりあえず今のところは普通のデッキ構築ゲームという印象ですね。


イノベーション

古代から現代に至るまでの技術の進歩を追体験していく風なカードゲーム。
手番では、カードを引く、手札から場にカードを出す、カードに書かれたドグマアクションを実行する、偉業を達成する、以上の中から2アクションを行います。
偉業カードを4枚集めたプレイヤーが勝利しますが、カードの中にはサドンデスとなる効果を持ったものもあります。
序盤で場に出した農業の効果で、手札からカードを捨てることで獲得した得点により偉業を2枚取って優位に立ったように思えましたが、手札や場のカードが枯渇して中盤からはジリ貧状態になり、相変わらずの先行しては逃げ切れないパターン。
終盤になり十分な得点カードを持ってあとは偉業を取るだけだったアダチさんの勝利かと思われましたが、人工衛星で全員の葉アイコンを枯らしたにしさんが、生体工学でサドンデスの条件を満たして勝利。
終盤になると核分裂を筆頭に凶悪なカードが揃っているので、カード1枚で大きく展開が変動します。
ドグマアクションは場に出ているカードのアイコン数によって他のプレイヤーも効果を受けるのですが、今回のプレイでは全員が対策をしなかったため殴り合いとなってしまい、全体的に荒っぽい展開になってしまったのかもしれません。
カードの組み合わせでは一発逆転もあり、まさしくイノベーションということでテーマに偽りなし。


「1655教皇選出」

だいぶ前に自分でも翻訳していたのですが、カードを日本語化するのがめんどうで放置していたタイトル。
アダチさんが持ち込まれたのでプレイ。
手持ちの宝石で入札を行い、場に出ている3枚のカードと宝石を補充できるカメルレンゴを順番に獲得します。
基本的には投票権のある枢機卿を集め、ゲーム終了時にもっとも多くの得票を集めたプレイヤーが教皇となって勝利します。
最初に配られたオーダーカードの条件は達成できなかったものの、ルイ14世を5枚全部集めて合計18票となり勝利を確信しましたが、枢機卿の得票では7票しかなかったSTBさんが手持に96金も持っており、マザランの能力で8金が1票に換算され合計19点と逆転されてしまいました。
毎ラウンド入札をしていくだけなので、プレイ自体は非常にシンプルですが、入札の読み合いや枢機卿の奪い合いなどプレイヤー間の駆け引きも多分にあって、なかなか面白かったです。


ワイアットアープ
アレアの小箱で、西部劇がテーマのラミー系のカードゲーム。
以前の長岡例会では定番のゲームでした。
お尋ね者カードを場に出していって、誰かが手札を出し切ったらそのラウンドは終了。
1人のお尋ね者に対して場に出たカードの合計が8ポイント以上あれば逮捕したことになり、1位と2位の間が5ポイント以上あれば懸賞金は1位の総取りで、そうでなければ山分けとなります。
手軽なゲームですが、馬車強盗や早撃ちといったカードで懸賞金が上乗せになるなどテーマ性が高く、コンポーネントも秀逸。
競り合いから賞金を独り占めで$25,000に到達した自分の勝利。