HBC加賀例会 10/29〜30

同じ月内に2回目の2日連続開催となりました。


「なんてったってホノルル」

とりあえず開始時間にいた3人でプレイ。
世界の都市や名所の位置を予想するパーティーゲームで、場に出された都市が中央に置かれた都市のどの方角にあるかを予想して配置していきます。
配置された都市について、順番にダウトかどうかを宣言していって、ダウトが宣言されればカードをめくって正しい位置を確認し、得点のやり取りが発生します。
都市カードは200枚以上あるため初めて名前を聞くような都市も多く、そのたびに適当な助言をしまくったり、知っているはずが開けてみたら意外な位置にあったりでなかなか盛り上がりました。
東西の位置なら分かっているものも、あえて南北で配置すると悩ましかったりします。
アメージングテーブルゲーム2の付録についている日本版の「なんてたって埼玉」がちょっとほしくなったり。


「エミネントドメイン

4人プレイ。
最初に配られた惑星が金属系でしたが、金属系の技術カードが技術カードは戦争関連のものが多く、当初計画していた交易による戦略とはかみ合わず。
しかたなく他の系統の惑星に手を付け始めたのですが、結果としてよけいな手間がかかってしまいました。
調査によって得点の高い惑星を先行して入手していたすなっちゃぁさんが勝利。
十分にデッキが完成されたあたりでゲームが終了してしまうので、もっと特定の戦略に特化したデッキ構築をしなくてはならないように感じました。
あと他のプレイヤーの動向をチェックして、効率よく任務に追随することもできていなかったです。
ざっくりしとした思考ではデッキ構築は上達しないですね。


ペロポネソス

3人プレイ。
初めてのプレイなのに災害トークンを1個紛失してちょっとテンションダウン。
まあ他のもので代用できるのでプレイに支障はないのですが。
システム自体はシンプルな建築系ゲームで、毎ラウンドごとに1つ購入できる建物もしくは土地タイルから人口、木材、石材、食料、資金を獲得します。
ゲームは8ラウンドで終了し、タイルと資金の得点の合計と人口による得点を比較して、低いほうが最終的な得点となるため、どちらもバランスよく上げていく必要があります。
序盤から石材を産出するタイルがまったく取れず、しかたなく他の資源の余剰によって手に入る贅沢品で回していましたが、最終ラウンドで発生した地震に対して石材が払いきれずに建物タイルが2個除去されて脱落。
kaeruさんとyskさんはタイルと資金の得点で同点でしたが、yskさんの人口がそれを下回っていたためkaeruさんの勝利となりました。
手軽で見通しもよいゲームなので、いくつか出ている拡張を使用しても、そんなにうるさいことにはならなそう。


「ブレーキングアウェイ」

6人プレイ。
序盤からすなっちゃぁさんが大逃げし、それに引きずられる形で前方に集団が形成される展開。
その中で1人だけ後方ポジションをキープしたyoshyさんが、中盤から一気に抜け出して67点の圧倒的勝利。
やはり第1ターンから先行すると1週目のラップ前に脚を使い切りますね。


「ホームスティーダーズ」

はとさんにお願いして共同購入してもらった第2版を受け取り。
とにかくひどかった初版とはコンポーネントが別物で、ようやくゲームの完成度にコンポーネントの完成度が追いついた感じ。
初版とルールの変更点はありません。

3人プレイ。
ひさしぶりで入札の相場感を忘れており、第1ラウンドで所持金のほとんどを使ってしまってからは借金まみれの展開。
借金タイルを返却できる銀行を獲得したときには時すでに遅く、最後も値を吊り上げるためだけに入札したらそのまま競り落としてしまい借金2枚を返済できる資金を吐き出して、最終的に借金6枚が残って断トツの最下位。
無理な入札はせず、鉄道開発トラックをマックスまで上げたyoshyさんが勝利。
ゲーム自体は非常に面白く、どのように得点を獲得していくのかの戦略とオークションとの兼ね合いが悩ましい傑作なのですが、コンポーネントのひどさから疎遠になっていたので、第2版の入手を機会にちょっと気合を入れて取り組んでみようと思いました。


1日目の例会終了後、よしなりさん宅で延長戦。
「1846」

4人プレイのため今回はエリーが登場せず。
yoshyさんがGT、坊さんがIC、よしなりさんがPAを設立。
自分は子会社のO&Iを所有していたのでNYCを設立し、シカゴ入りはあきらめてセントルイスでの東西運行を狙いました。
坊さん、よしなりさんが株価を低く設定しすぎて苦しんでおり、GTもトークンを置ききって伸び悩んでいる中、予定通りに東西運行に成功して優勢になったのですが、ついつい色気を出て2社目のC&Oを設立したことで盤面の混雑が加速してしまい、これが結果的に自分の首を絞めることに。
要衝のクリーブランドトークンを置かれて東西運行ができなくなってからは、収益の高い路線運行ができなくなってNYCが没落。
おまけに$900で購した4列車が1回も運行しないまま銀行の資金が枯渇してゲーム終了となってしまうという先見性の無さで断トツの最下位。
もっとも株価が高かったGTはyoshyさんと坊さんで分け合っており、親株を持っているyoshyさんが株価の合計では抜け出ていましたが、所持金が多かった坊さんがトータルで$15上回って勝利。
さすがに例会後で5時間ゲームは疲れました。


凡ミスから大敗したのが悔しかったのか(嘘、ほとんど寝られない状態で例会2日目に突入。


「ペルガムメノン」

5人プレイ。
IronGamesの新作カードゲーム。
プレイヤーはローマやエジプトといった国家を担当し、なぜかサイクロプスミノタウロスといったクリーチャーを補充して軍団を強化していきます。
手番でできることは他のプレイヤーを攻撃するか、クリーチャーを補充するかのいずれかで、クリーチャーの補充にはカリスマカードが必須のため、開始時に配られたカリスマカードがなくなれば他のプレイヤーに勝利して捕獲したカードをカリスマカードとしなければなりません。
自分の担当はカルタゴでクリーチャーの補充でカリスマ値にプラス1のボーナスが受けられるというように国家ごとの追加能力があり、これはリーダーが捕獲されると失われます。
戦闘ではカードごとに攻撃の武器種類とと武器に対応したそれぞれの防御力があり、相手の攻撃を受け止められればそのカードの攻撃力反撃し、決着がつかなければ手持ちの3枚のカードを使いきるまで続けられます。
すなっちゃぁさんのローマは最初からカリスマカードを5枚持っているのですが、最初の補充で5枚すべてを使用してしまってその後にクリーチャーがなかなか補充できず、既存の戦力が弱いために他のプレイヤーの標的となってしまいました。
序盤では手札が1枚多いペルシアのyskさんが猛威を奮いましたが、リーダーのクセルクセスが捕獲されて手札が3枚になることで弱体化。
自分はカリスマカード不足でボーナス能力を活かしきれず、終盤になってようやく補充したクリーチャーで戦争に勝利できるようになりましたが、場のクリーチャーがなくなることでゲームが終了して10点どまり。
ギリシャのyoshyさんはアガメムノンが生きていれば得点が1.5倍になるのですが、カリスマの低さから10点しか獲得できておらず、リーダーのネフェルティティの高いカリスマで得点の高いクリーチャーを多く補充したエジプトの林道さんが18点で勝利しました。
いちおうクリーチャーを補充したデッキを繰り返し使いますが、戦闘に負けるとカードを奪われていきますし、カードの能力によるシナジー効果もないので、いわゆるデッキ構築ゲームではないと思います。
国家ごとにプレイの方向性が多少異なるので、そこが把握できるとそれなりに遊べました。


「数エーカーの雪」

昼休みに林道さんとよしなりさんでインストプレイをやってもらい、その後によしなりさんとの対戦。
自分がフランスで、よしなりさんがイギリス。
序盤でうまく貿易商が使えて資金がたまったので、今回は軍事プレイを試してみることに。
イギリスがデトロイト方面への進出に注力している間に正規兵を3枚獲得し、まずはイギリスが上陸したハリファックスを包囲陥落。
それでもイギリスに兵力増強の動きがなかったため、アルバニーまで進出してイギリスの町ディスクを除去。
ただし入植カードを持っていなかったためアルバニーを確保することができず、イギリスに取り戻されてしまったため、再度包囲を仕掛けるためのカードを引いてくるのに時間がかかってしまい、その間にイギリスに砦を構築されてインディアンによる襲撃ルートをふさがれてしまいました。
資金が底をついており、手札に戻せなくなる危険性から正規兵を予備に入れられずにデッキが回らなくなったのが痛かったです。
なんとかアルバニーの襲撃成功によりコマを12点分確保してゲーム終了となりましたが、イギリスがデトロイトまで進出していたのに対して、フランスはほとんどの地域を発展させていなかったので、蓋を開けてみたら2点差でフランスの辛勝という結果でした。
最後の襲撃もたまたまイギリスの手札にインディアンがなかっただけの話で、本来ならば手詰まりで戦略の転換を余儀なくされていたと思います。


「シュテルネンヒンメル」

3人プレイ。
各星座で効率よく2位を続けた坊さんが、自分とユキさんに10点差をつけて勝利。


「ブレーキングアウェイ」

なにげにHBCでは前回の開催から3日連続のヘビーローテーション
おまけに過去最多の7人プレイとなり、追加の選手コマを注文した甲斐があったというものです。
前回のすなっちゃぁさん同様、初プレイのミツイさんとsnowjamさんが第1ターンからチーム全員で大逃げしましたが、さすがに今回はつられずに経験者は集団の後方をキープ。
総勢28選手となると集団での走力のたまりぐあいも半端なく、2週目のラップ前からスプリント勝負に突入。
ゴールではトップを含め上位4位以内に3選手が入賞した自分の勝利となりました。


ワイアットアープ

snowjamさんのリクエストがあって4人プレイ。
毎ラウンド$10,000平均で稼いだsnowjamさんの勝利。
4人プレイだと山札がつきるのが早く、場に出るカードも増えてお尋ね者が捕まりやすくなって獲得賞金が大きくなるので、メーカー推奨の3人がやはりベストな人数だと思いました。


「ごいた」

せっかく石川県にいるのでリクエストさせてもらい同じメンバーで。
自分とsnowjamさん、kaeruさんと林道さんのペア。
2連続で勝利し80点になったので、色気を出して最後は王の2枚上がりでとか考えていたら上がられてしまい、そこから一気に120点まで取られてしまいました。
その後はsnowjamさんが金の2枚上がりで140点と逆転し、最後もsnowjamさんの上がりで勝利。