魚津ボードゲームクラブ 11/19

「ご当地大戦」

最近ちょっと話題になった対戦型カードゲーム。
ご当地名物を具現化して戦うという今までに無い設定で、なぜか第1弾は富山県です。
せっかく富山県のゲームサークルに参加するのだからと持参してなべさんと対戦しました。
いちおうデッキを組むのですが、現状では14枚から10枚を選ぶので、お互いに似たようなデッキになるのはしかたないところ。
手番では手札からカードを1枚場に出すことができ、その後でダイスを振ってカードにある目が出ればポイントを獲得してカードは思い出置き場に。
200ポイントに達っしたプレイヤーか、どちらかがすべてのカードを思い出にした時にポイントが高いプレイヤーが勝利します。
基本的にはダイスゲーで戦略性は高くなく、あくまでネタゲーかなあと。
なべさんがカードを思い出に置ききってゲーム終了となり、10ポイント差で自分の勝利。
手番でダイスを振るのが任意なのか強制なのかが不確定で、強制だとコンボを狙って出したカードが予定外に発動してしまうのでますます戦略性が低くなってしまいます。
発想は面白いですしネタ元にも事欠かないでしょうから、ぜひとも新潟県も出してほしいとは思いますが、現状のままのシステムだとゲームとしての訴求力には欠けるというのが率直な感想ですね。
あと、石動は今まで石川県だとばかり思い込んでいました。


「大噴火」
6人プレイ。
さすがに6人だと溶岩流の流れが分散されて、村の温度が第3ステージまで上がりきる前にタイルを置ききってゲーム終了となりました。
村の温度を90度、摂氏にすると32度に抑えたましまさんの勝利。
基本バカゲーで叩き合いの要素も強いですが、システムがまとまっているせいか、プレイでの反応は悪くないです。


ブルゴーニュの城」

3人プレイ。
spielboxが届いたばかりだったので、付録の追加プレイヤーボードを使用してみました。
タイル置きが制限される選択ルールもついていましたが、今回は基本ルールでのプレイ。
プレイ中に獲得した得点ではなべさんに差をつけられてしまいましたが、建物エリアが2ヘクスごとに分散した配置のおかげで同じ建物を数多く建てることができ、知識タイルのボーナス得点で50点以上獲得できたことで勝利しました。


「ドラムロール」

4人プレイ。
エッセンの新作でギリシャのデザイナーの作品。
曲芸師を集めてサーカスを運営します。
各プレイヤーはそれぞれ3枚のトークンを持っており、それをワーカープレイスメント方式で置いていくことで、曲芸師や職員を雇ったりチケットを売って資金を集めるといったアクションを行います。
曲芸師はゲーム中に3回行われるショーでそれぞれの効果をもたらすか、資源コマが3個置かれていれば裏返して得点にすることができます。
ゲームバランスに影響がなさそうだったのでプロモカードも使用。
序盤に青の資源を赤と白の資源に交換できる個人秘書や資源を交換できる仲買人によって効率よく資源を獲得することができ、資金面でもポップコーン露天商が不足分を補ってくれるなど、職員の能力にかなり助けられました。
最後も雇った職員が得点になる投資カードの得点分だけ2位のあじのりさんに差をつけての勝利。
曲芸師を雇うごとに効果が増大していく拡大再生産系のゲームかと思っていましたが、曲芸師の効果がそれほど大きくないため、実際は曲芸師の雇用や給料のための資金繰りを絶えず考えなくてはいけないシビアなマネージメントゲームでした。
サーカス運営ゲームとしては「サーカス・トレイン」の方がそれっぽいですかね。
とりあえずサーカスの花形は人間大砲で、不人気なのは透明人間ということで。


「ホームスティーダーズ」

4人プレイ。
artsさんが競り値を上げすぎて中盤から脱落してしまったため後半のオークションが高騰せず、ほぼ計画通りに建築することができて59点。
これは楽勝ではと思ったのですが、労働者を多く雇って精肉工場などのマンパワーによる得点を稼いだマキタさんと2点差しかありませんでした。
第1ラウンドにしゃがんで第2ラウンドで金鉱を建設するという展開で固定されてしまっているので、第1ラウンドから建設するオプションもいろいろ試してみたいです。


「K2」

福島さんからリクエストがあって5人プレイ。
初プレイの人が多かったので拡張の「ブロードピーク」は使用せず、基本セットを夏山を悪天候でプレイしました。
全員が1人ずつ登頂させてからの勝負となり、もう1人の登山家を最終ラウンドに7点のエリアに到達させた福島さんが1点差の勝利。


ペロポネソス

5人プレイ。
ペロポネソス地方の都市国家を担当し、人口の増加と都市の発展を目指します。
毎ラウンド5枚めくられる土地タイルと建物タイルを競りで1枚ずつ獲得するのですが、タイルに入札の最低価格が設定されており、競りも追い出し可能なため、余剰の出ない5人プレイだと誰かしら資金不足で獲得できないことが多々あり。
BGGではベストが3人になっていますが、競りが熱くなった分3人でプレイしたときよりも面白かったですね。
人口を3倍した得点と、建設したタイルと資金による得点を比較して低いほうが最終得点になるため、どちらもバランスよく得点する必要があります。
今回のプレイでは人口が30点でタイルが29点と均等に得点したさんぺいさんの勝利。
自分は人口が36点でタイルが26点と3点およばず。
国内ではそろそろ流通が始まったようですが、システムはシンプルで完成度が高くプレイ時間も60分と手軽ということで、安心してお薦めできるゲームではないかと。
次回は拡張を入れてのプレイを希望。


他に「トランスアメリカ」、「ケルトタイル」をプレイ。