中島ボードゲーム会 5/3

サークルサミットで初めてお会いしたイイハマさんに参加いただき、珍しく4人全員が地元のゲーム会となりました。


「ホームステッダーズ」

BGGでも強すぎると言われている精肉工場を、コスト変更したデザイナー推奨バージョンに差し替えてのプレイ。
自分以外は初プレイということでいつもとは違う戦略を取ろうと考えていましたが、結局は1ラウンド目にしゃがんで2ラウンド目に金鉱を建てるお決まりの展開に。
たまには資金力で回すプレイもしてみたいのですが。
せっかくなので精肉工場を建てるつもりで労働者を多めに確保していたら、工業のオークションタイルが出たのが8ラウンドだったため他の建物の方が得点効率が良くなってしまい、労働者2人が仕事につかず無駄飯喰らいに。
9ラウンド目に駅から車両基地への建設は予定通りだったものの、最終ラウンドはめぼしい建物が残っておらず42点のロースコアに終わりました。
他のプレイヤーも得点が伸びずになんとか勝利しましたが、最終ラウンドでの吊り上げ入札をそのまま落札させられてしまったらたぶん負けてました。


「ヒマラヤ(拡張入り)」

「帝国の商人」というタイトルで無料配布されていたものの製品版。
ヒマラヤ山脈の麓で村を巡回して材料を手に入れながら使命を達成します。
1ラウンドで移動や交易を6アクション行えますが、すべてのアクションを1分以内にプロットしなくてはならないため、取れると思った材料が取れなかったり、あせって間違った移動をしてしまったり、悲喜こもごもが起こります。
リングのある村で必要な材料を支払えば使命を達成したことになり、リングを家畜のヤクとして受け取る、ストゥーパ卒塔婆)を建てる、隣接するエリアに使節を置く、の3つの中から2つを行えます。
12ラウンド終了後に、ストゥーパの価値の合計、使節をもっとも多く置いているエリアの合計、ヤクの合計の順番で最下位のプレイヤーが脱落していき、最後に残ったプレイヤーが勝利。
基本ゲームだとリングや材料が補充される村は20面ダイスで決めるのですが、それだと偏ってしまう場合があるので、拡張セットに入っているカードを自作して使用。
3枚オープンされているカードの順番で補充されていくので、すべての村に均等に補充されるようになります。
今回は自分を含め3人が同じ地域に集まってしまったため、序盤から材料の取りあいになり、ヒスイがなかなか補充されないため使命が達成できないまま、大量の塩とお茶を抱えたままウロウロすることに。
途中3回ある在庫品処理でストゥーパを置くこともできたのですが、使節置き争いに費やしてしまい、気がついたらストゥーパの数で最下位になっていました。
すでにストゥーパを置ける村もほとんどなくなっており、そのままゲームが終了して最初の脱落者に。
最多使節エリアの数ではイイハマさんが、ヤクの数では圭くんが脱落し、最後に残ったyさんが勝利しました。
プロットに時間制限があるためテンポよく進みますし、最下位の項目を作らないようにするのは悩ましいですがゲーム自体は軽めなのもよかったです。
取った材料を隠すためのついたてが、接着するかクリップで留めないと使用できないのは残念。


「ごいた」

ちょっと軽めのゲームをということで。
自分もそうでしたが、初プレイの3人は何をどうしたらいいのか最後まで分かりにくかったようです。
場に出たカードやペアのカードの出し方で持ち札を推測できるようになると面白くなるんですが。


「ネフェルティティ(拡張入り)」

拡張からメンフィスは使わずに、追加の人物カードを追加してアモンの呪いシナリオのセットでプレイ。
王の命令で王妃ネフェルティティに献上する品物を市場で購入して集めるのが目的。
手番では各市場に使用人を1個ずつ置いていき、使用人が1列に並んだり、置いたマスの目がダイスで出るなどの閉鎖条件を満たすと、もっとも高いマスに使用人を置いたプレイヤーがそのマスの価格を支払って贈り物2枚か印章つきの贈り物を取ります。
あとはマスの数字が高い順にカードを取るか、そこに支払われたコインの半額を取るかを選んでいきます。
同じ種類の贈り物を複数の人数で持っていると1枚の価値が下がってしまうので、できるだけ少ない人数で独占することが重要。
手番の最初に印章を支払って人物カードの効果を使用することもできます。
価格は低いものの数の多いセネト(世界最古のゲーム)を単独で集めていた圭くんが書記の能力でゲーム終了前に効率よく得点化していったのが大きく、そのまま2位を大きく引き離して勝利。
自分は順位が低いほど得点が多く追加されるアモンの神官を持っていたものの、焼け石に水で3位どまりでした。
アケト・アテンの市場に誰も使用人を置いてくれず自力で閉鎖しなくてはいけなかったため、その分他の市場に使用人を配置できなかったのが痛かったです。


サンクトペテルブルク(拡張入り)」

発売されたばかりの頃に購入してプレイしてみたところ面白かったものの、当時はゲームをプレイする機会が年に数回しかなく、やりこみ系のこのゲームの面白さは最大限には味わえないだろうと久しくお蔵入りになっていました。
今回たまたま拡張を入手したのでプレイさせてもらうことに。
基本ゲームのデザインはハンスの社長ですが、拡張のデザインはリメイク職人のトム・レーマン
強すぎる天文台のコストアップと18貴族の能力ダウン、コストが高すぎて誰も購入しなかったピョートル大帝のコストダウンなどが主な変更になります。
すっかりプレイの流れを忘れていて、カードを置くためのスペースを空けなかったため職人が買えずに収入で遅れを取ったりしましたが、債務者監獄でひたすら捨て札から貴族を拾って10種類を達成して勝利。
天文台はかなり終盤になってから出てきたので、コストアップがどのくらい影響あるのかは分かりませんでした。
やはり完成度の高いゲームですし、メンバーの評判もよかったので、これからは定期的にプレイしていこうと思います。