自宅ゲーム会 5/4

yさんにお越しいただいての2人ゲーム会。


「ドス・リオス」

デロンシュのデザインで、タイトルどおりボード上に2本流れている川の水争いがテーマ。
収穫タイルで指定された作物や川のヘクスに自分の農民コマや農場があり、そこに川が流れていれば収入や木材がもらえます。
しかし木材を支払ってダムを建設することで川の流れを大きく変えてしまうことができ、自分の農民コマで他のプレイヤーの農民コマを叩き出せるなど、かなり攻撃的な展開になります。
手番までボード上の様相が読みきれず、それでいてかなり運の要素がないことがダウンタイムが長くなる要因となっており、ほとんどのレビューで4人プレイは鬼門とされていて、BGGでもベストなプレイ人数は2人という評価。
5つある農場コマをすべて置ききったプレイヤーが勝利します。
序盤で緑の川に山賊が発生し、そこに集まっていたyさんの農民がまとめて襲撃されたため、自分に有利な展開に。
ところが先行して作った農園への川の流れを確定させようとダムを大量に建設したため木材が枯渇してしまい、中央の都市部に流れ込む川の流れを変えられず、そこに農民を集中させたyさんに連続して収入を与えてしまいました。
それでもわずかに自分がリードしていましたが、攻撃する農民を間違えるというミスからyさんにすべての農場コマを置かれてしまって敗北。
森林でなく農地のコマを取り除いておけば、$100不足で農場が置かれずにすんだのですが。
とにかく相手の権益を奪い取ることの繰り返しなので、攻撃的な展開が苦手なプレイヤーには不向きかもしれませんが、2人用ゲームとして捉えれば相手が決まっている分、マルチゲーム的なストレスは感じないですむと思います。


ブルゴーニュの城」

知識タイル6個と牧場タイル5個のエリアを完成したことによる得点で、最終的には得点差をつけての勝利でしたが、最終ラウンドに牧場タイルを1個でも取られていたら負けていたと思います。
序盤に置いた、労働者でダイス目を2つ変えられる知識タイルが効果的でした。


「乗車券・北欧」

先日のサークルサミットの交換会で入手したのでさっそくプレイ。
「乗車券」シリーズはちょっとマンネリ感があって、しばらくプレイしていなかったのですが、NBGCでインドマップをプレイしたら新鮮に感じられたため、最近になって再評価しています。
中でも北欧は2〜3人プレイ用と取り回しが良さそうなので前からほしかったタイトル。
スカンジナビア半島を中心としたマップは美しく、列車コマの白、紫、黒、というカラーコーディネーションがいかにも北欧な雰囲気。
機関車がトンネルとフェリーにしか使用できないなど、ルールのマイナーチェンジがあります。
最初に5枚引いた乗車券カードのうち4枚を残してプレイ開始。
2人プレイで複線が使用できないため、できるだけ早いうちに重要な路線を敷いておうこうと考えて中央のラインを確保。
yさんの路線を見ているとフィンランドからスウェーデン南部への乗車券カードを持っているようだったので、それを分断するように妨害用の路線を引いていきましたが、実際にはその路線を必要としない短距離の乗車券しか持っておらず、yさんのブラフにまんまと引っかかる形になってしまいました。
4枚のうち3枚の乗車券は達成できたものの、もっとも長距離の乗車券が赤カード1枚が足らずに未達成となり、乗車券での得点がほとんど相殺されて負け。
他の乗車券シリーズに比べて路線引きや乗車券の達成がシビアな印象で、それだけに路線を敷くタイミングなど駆け引きが重要になって非常に面白かったです。