yskさん自宅ゲーム会 9/24

yskさんの自宅ゲーム会におじゃましてきました。
参加者はyoshyさんと林道さんを合わせて計4人。


メディナ

ドーラの多人数アブストラクト。
何もない空間に各プレイヤーが2個ずつコマを置いていき、最終的にメディナの街が完成します。
宮殿は色ごとに一度配置されたらそれを拡張していかなくてはならず、いつ屋根を置いて自分の宮殿とするのか、ジリジリとしたチキンレースになります。
後から作られる宮殿を待っていると、すでに拡張するだけのスペースがなくなっている場合もあり、今回のプレイでもいやらしい置き方されて1マスしかないような宮殿を取らされることもしばしば。
4色のうち3色の宮殿で得点を稼いだ林道さんが勝利。
運の要素はなくコマ1個を置くごとに悩ましいのですが、街ができあがっていく雰囲気が良いので閉塞感はありませんでした。


マカオ

カードに日本語シールでなく対訳シートということでプレイアビリティに不安がありましたが、いざプレイしてみたら思ったよりも苦になりませんでした。
フェルドのマゾゲーらしさが味わえるタイトルで、毎ラウンド取らされるカードを手持ち制限を超える前に完成させないとマイナス得点になってしまうのにも関わらず、必要な資源を何ラウンドも前にプロットしておかなければなりません。
自分はすでに2〜3回のプレイ経験があったのでマイナス得点を取ることはなく、完成させた建物や人物の能力もそれなりに活用して中盤まではトップだったのですが、最終ラウンドに資源を集中させたため、それ以降はジリ貧になってしまい他のプレイヤーに追い抜かれてしまいました。
終盤で一気に船を移動させて商品を売りまくったyoshyさんが、商品の得点が2倍になるカードの恩恵もあり、他の3人の突き放しての勝利。
カードがもう少し大きくてアイコン表示があれば、もう少しプレイアビリティが向上するんですけどね。


「ヴェントゥーラ」

イスタリじゃない方の「オリンポス」のメーカーによる新作。
中世のイタリアを舞台に、傭兵隊長に率いられた軍団を編成して領地を奪い合う、いわゆるマルチゲームになります。
基本的なシステムは軍隊を移動させて戦闘を行ったり領地を拡張していくだけなのですが、部隊の購入や支配の確定など細かくフェイズで分かれているため、少なからず煩雑なゲーム進行になります。
複数の部隊を軍団に編成するには傭兵隊長が必要で、それぞれの隊長は移動、射撃戦闘、白兵戦闘、防御の修正値を持っていますが、あくまで傭兵なので相手のカードプレイによって能力を使えなくなる場合もあり。
得点は資金で購入するか、他のプレイヤーの支配マーカーを除去したり戦闘に勝利することで獲得し、最初に30点に到達したプレイヤーが勝利。
戦闘ではお互いに軍団内の部隊を順番に並べ、前衛の2部隊によって同時に攻撃を行います。
最初の攻撃は射撃戦となり、続いて白兵戦が行われ、いずれかの陣営が退却を宣言するか全滅するまで戦闘は継続されます。
この時代の戦争の花形である重騎兵の白兵戦値は非常に高く、また重騎兵を迎え撃つ場合の槍兵は白兵戦値がアップするなど兵種によっては副次的な能力を持つ部隊もあり、そういったガジェットが好きな向きは楽しめると思います。
ヘクスタイルを並べて作るボードといい、混成兵種による軍団編成といい、プレイしながら往年のマルチゲーム「キングス&シングス」を思い浮かべました。
もちろんそれよりはシステム的に洗練されていますが、基本はあくまで殴り合いなので人を選ぶゲームなのは間違いないでしょうね。
最初のセットアップで防御修正のない平地を嫌って辺境に自分の都市を置いたため、中央に出るために序盤から他のプレイヤーを攻撃しなくてはならない状況に。
それでも部隊の引きがよかったため領地を拡張していくことができましたが、林道さんとの戦闘で消耗してからは一転して草刈場となり、25点を超えたところで完全に停滞。
最終的に全員が団子状態となる中で、yskさんが2カ所で支配マーカーを除去して30点となるのを誰も阻止できずにゲーム終了。


「ゴールドブロイ」

客を多く獲得しているビアガーデンや、繁盛しているビアガーデンと提携して需要の多いビール工場での影響力を高めることで得点となる資金を稼ぎます。
ビアガーデンの拡張、店長の任命/契約、出資の3つのアクションから1つを選んで同時に公開し、バッティングしていなければ効果がアップ。
店長の任命/契約のルールを間違えていたのか、効果をよく理解していなかったのか、他の2つのアクションばかりが選ばれてしまい、おそらくゲームのパフォーマンスを最大限に発揮できていなかったように思います。


郵便馬車

最後に1時間くらいということでこのゲームを。
カードの引き運が強いと言われますが、さすがに経験者と初プレイでは差が出てしまい、自分と林道さんのマッチレースとなりました。
林道さんが7路線を完成させて最終ラウンドに。
自分は最後の手番でバイエルンをすべて埋める予定でしたが、よく見たら1枚地名を間違ってカードを取っていたことが判明。
これは負けたと思ったところ、直前のカード補充で必要なカードが場にめくられ、その1枚を拾ってバイエルンの得点を獲得。
奇跡の一手で林道さんに1点差勝ちでした。